★ヒロプラオープン企画★『放課後ファンタジー』短編小説コンテスト

放課後ファンタジー短編小説コンテスト 受賞作品発表
胸躍るような冒険、わくわくするような活躍、夢見るようなときめき、あらゆる物語にひらかれた小説投稿サイト「ヒーローズプラス」の一回目のコンテストとなる、「放課後ファンタジー」短編小説に、皆様、ご応募いただきありがとうございます!
コンテストの対象1作品と、優秀賞10作品は、以下の通りです。
田中は田舎の高校に通う三年生。下校中、悩みを抱える彼の前に都市伝説「神隠し」が牙を剥く。

放課後に迷い込んだ別世界。それは自分が住んでいる町の、でも自分のいるべき場所ではない違う世界・・。迫りくるタイムリミットを前に主人公が足を踏み出す決断を描いた本作が、「放課後ファンタジーコンテスト」最優秀賞です! 「神隠し」というワードや炭鉱の町など、ノスタルジーを感じさせる設定が思春期の主人公の気持ちを代弁しているかの様です。否応なしに選択を迫られる主人公。そして主人公に先んじて決断したヒロイン。短いボリュームの中で描かれる二人の決断が、クライマックスの緊迫感を高めます。多感な年ごろの主人公に自分自身を重ねてしまう読者もいるかもしれません。 「選択を迫られる」というシチュエーションや象徴性、そこで「選択がわかれる」ということ、これこそがこの作品の最も重要なポイントです。だからこそ、それぞれが「なぜそれを選んだのか」という理由や心情を、もっと必然性や文脈を強くもって描かれていたら、作品の魅力がより一層高まったかもしれません。
優秀賞
目に見えない謎の存在・KOTODAMA。三人の小学生はこれの退治を決意する。

言葉で戦う設定や見えない敵や、三人の主人公たちがそれぞれ抱える悩みなど、作者のアイデアや着眼点が大変魅力的な作品です。作者のアイデアは面白いだけに、それをどれだけ噛み砕いて物語に落とし込めるかが、これからのポイントになりそうです。
優秀賞
ボーディングスクールからのスノーボーディング

三人の幼馴染が挑んだ放課後の冒険は、しかし思いもよらないピンチとなって・・。クライマックスの主人公の決断に、更なる必然性や「その先」を見たいと思う作品でした。
優秀賞
ゲームバランスがぶっ壊れたような世界だけど、頑張ります。

小気味良くテンポの良いバトルシーンが魅力的。世界観の設定とあわせて主人公とヒロインの関係性をもう少し見たい作品です!