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第2話

先ほど駅でスマホを見た時に気づいたのだが、どうやら今日は私の誕生日らしい。 今日をもってして私は20歳となり大人の仲間入りをするようだが、大丈夫であるのかそうでないのかは自分が1番分かっているつもりだ。 押し出されるように電車から降りた私は人波に流されるように帰路をたどる。 通り慣れた駅の階段を降り足早に家へと向かおうした時、私は薄汚れた看板に目を奪われた。 [バー.マトリョシカ] 私は磁石のようにその古びた看板に吸い寄せられた。今日20歳になったばかりの私がバーなどに行っても大丈夫なのだろうか。 しかしその看板と木のドアからはなぜか懐かしさを感じる。 気まぐれに私はそのドアを潜ってみることにした。
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