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第1話

「一ヶ月後には隕石が落ちて来ると思われます。」 ”ボチッ” 腹立たしいのか,悲しいのか分からない ただ,乱暴にテレビを切る 「はぁ...」 昨日のことはよく覚えていない 帰って,...... 「とりあえず行こう。」 整っていない前髪,えりが飛び出した制服,しばらく開けていないカバンを手に外に出た 太陽は眩しくて,いつもより周りが騒がしかった 「おっはよー!」 かん高い声と共に背中が”ドンッ”と前に押し出される 「海斗..おはよう。」 いつも通り暗い声で返す瑠玖 「ねぇ、見た?ニュース」 「ねー!怖いよ‥」 「私達もあえなくなるの?」 「そりゃそーだろ‥」 騒がしい 昨晩から隕石が地球に落ちるというニュースが流れている そう,地球が終わるのだ 全てが滅びる 生き物も,自然も,人も,建物も,全てが無くなるのだ 簡単に表すと全てが                         「死ぬ」 のだ 「ニュース、か‥」 いつもうるさいぐらい騒がしい海斗も今日は静かだった 「うん。」 なんも変わらず瑠玖が返事をする 「俺,死にたくないよ‥」 周りと同じような事を,海斗が言った いつもとは違い,震える声で言った 瑠玖はどうでもいいと思っていた だが,海斗の言葉を聞いてから思った 「”まだ,海斗と一緒にいたい”」 誰が,何人が,そんな事を願おうが隕石は止まらない 変わらず毎日が進む 皆のラスト一ヶ月,どう過ごすか_ 残り30日。
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