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バイバイ

そろそろ本当に別れの時間がやってきた。 「嫌だっ…」 彼女が涙を出しながら言った。 「俺もっ…嫌だよっ…別れたくない…離れたくないっ…!」 そう言いながら俺は彼女を抱いていた。 これが、最後になるかもしれない彼女のぬくもり… 「センラさん…?」 「なにっ…?」 名前を呼ばれて頑張って声を出す。 「愛してるよっ…!」 震えた声。なのに大人びている。 「俺もっ…ずっと君のことを考えてるっ…!だって…好きだからっ…!」 二人で涙を流しながら抱き合っていた。 数分後… 手を繋ぎながら向き合っていた。 「センラさん、今日はありがとう。」 頑張って笑顔をつくってくれている。 「こちらこそ。」 彼女が笑顔をつくるならと、俺も笑顔を作る。 「じゃあ、バイバイっ!」 一気に涙が出てくる。 「うんっ!バイバイっ…!」 そう言って手が離れていく。 それから彼女は俺に顔を見せず、背中だけを見せて走っていった。
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