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本当の出会い

夜 うらた王子はもしかしたらルクスが来るのではないかと思い、 白鳥の湖に来ていた。 すると、月光に照らされた一人の女がいることに気がついた。 うらた王子は勇気を出して話しかけてみることにした。 「あの、ちょっとよろしいですか?」 「はい?」 声や見た目はルクスそっくり。だが、違う点がいくつかあった。 瞳の色が青ではなく赤。リボンの位置が首元。 うらた王子はその女に妙に惹かれていた。 「そのリボンって、」 「あぁ、これですか、これは呪いです。あなたも同じところに着いてますね。」 「あっ、はい。僕も呪いで、」 「そうなんですか。私の名はラリスです。」 「ラリス…いいお名前だ。僕はうらた。」 「あなたもいいお名前ですね。」 「ありがとうございます」 「あの…一緒に呪いを解きません?」 「あっ…僕も思っていました」 「そうなんですね!じゃあ、お教えします。呪いを解く方法を」 「はい」 「呪いを解く方法、それは、兄弟を殺め、月の下で白鳥の湖を踊り、 結ばれること」 「え…?」 兄弟を殺める…? 「私にはルクスという姉がいます。あなたは?」 ルクス…?昼間の… 「僕には志麻、坂田、センラの弟達がいます。」 「そうですか。多いんですね」 「あぁ、まぁ…」 「あの、やらないんですか?呪いを解くことを…」 僕は考えていた。兄弟を殺めるなんて… でも、結局は一人しか生き残れないんだから、 殺めても一緒… そういうことを考えて 「やります」 そう答えてしまった。
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