そこは暗い闇の中だった 「どこだ？　ココは……」 彼はとにかく歩き出す。 ――――― その時、遠くから、 「ドクン、ドクン、ドクン」 と、心臓が動いている音が聞こえた。 しかもかなり近くで。 「この音は……心臓の音……どこだ？　かなり近い！」 彼が足を止めると、ようやくわかった。 それは、彼自身の胸の鼓動だった。 「お、俺の心臓？　バカな。俺は死んだはず！」 と、彼がふと前を見ると、光りが現れ、その者の前を光が包み込んだ。 そして、これが、ニールの第２の人生の始まりの時だった。 彼が目をゆっくりと上げると、高い天井が見える。 白くも少し茶色ががった天井で、自分が何故ここにいるのか、を考えてみた。 自分はあの時、ＧＮアームズから、放りだされたはずなのに、何故？」 彼は疑問に思いながら、彼は横を見ると、そこの窓から、光りが差し込んでいた。 そして、そこから外を見ようと、体を阿動かすが、思う様に力が入らない。 「クッ……ち、力が、入らねえ」 そうこうしているうちに、部屋に誰がか入って来た。 「おはようございます。ニールさん」 と、紫色のロングの髪をもち、水色の目をして、メガネをかけ、薄ピンクのワンピースを着た女性がやって来た。 「あ……いやあなたは？」 「ここの牧場主をしております、ラルスと申します」 と、ニールが何かに気付いた。 耳が尖っていたのだ。 「どこだ？　ここは」 「まもなくお仲間も到着します。少し待っていてください。あなたもこの世界の人間なのですから」 「あ、はい……」 と、彼女が出ていくと、ニールはしばし考えた。この場所が、どういう場所かと行ことを…… 「でも、いくら答えを探しても見つからなかった。 そして、ここからが、彼の新し生を生きる事になったのだった。