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(第1章)(玉子の企みと怨念)

 その夜は満月だった。 本当に綺麗な月ではあるが、その点闇も濃くなる そして、その夜、のび助はホームレスに混ざって寝ていた。 もう、自分は指名手配犯のように扱われ、何所も仕事をさせてもらえなかった。 彼には、もう自由がなく、絶望の淵にいた。 そして、彼は考えていうと、何かヒタヒタとこちらに近づいてくるのを感じた。 「だ、誰だ!?」 「誰だ?」 「あ、あわわわわ」 すると、他のホームレスが、のび助の声に起きて来てしまった。 「た、助けてくれ……助けて……」 「まず一匹」 と、そのやって来た者に、のび助は殺された。 その様子を見たホームレス達も逃げようとしたが、水の壁で通らす、一緒に殺された。 そして、そんな事もしらないまま、玉子は仕事をしていた。 しかも今日は、かなりの大会社の社長の相手で、いつも以上に愛嬌を振りまいた。 「君~かわいいね~。どうだい? 僕の妻にならないかね?」 「え? 妻に~」 「ああ。僕より、2歳若くしてあっちにいっちまった妻にだよ。その方が、きっと君にとっても+になると思うんだ。どうだろう? 急ぎはしない。これ、俺の携帯番号だ。その時が来たら何時でも電話をくれ」 「あ、はい」 と、玉子は顔を赤らめるが、裏では大笑いしていた。 「フフフフ。ヤッタ! ヤッタワ! これであいつと完全に縁が切れるんだわ。長かったわ。6か月以上も待ったかいがあったわ。今度こそ、私の思う通りの「人形」が作れるんだわ。フフフハハハハハハハ」 もう、玉子の笑いは止まらなかった。 そして、学校の方では。未だに、野球の禁止が話題になっていた。 結局あれ以来のび太は見つからず、昨日で打ち切られてしまったのだ。 それを知ったジャイアンツメンバーは大喜びで、スネ夫の家にお菓子を持って集まり、パーティーを開く事にした。 「ヒヒヒ今日はなんていい日なんだろうね~クフフ」 「そうだよな。やっと目からうろこが取れたッてもんだぜ本当にあいつだけは迷惑だったもんな~」 「大体、誰があいつを入れてやったと思ってるんだ?」 「そうそう。そうだよ。なんかさ、知らないうちにいたって感じだったもんな~」 と皆がそんな事を話し合っていると、スネ夫がゲーム機を出してきた。しかも大人数で遊べる、カートゲームだ。 皆はそれで喜びあった そして、玉子は、これまでの慰謝料で得たお金と、ホステスで働いていたお金で手に入れた、高級マンションに帰ってきた。 「は~幸せ~」 と、まるで自分に酔っているかのように、脱衣所で服を脱ぎ、シャワーを浴びる。 すると、彼女の後ろに、「何かが」映った。 「何故殺した、なぜ殺した、なぜ殺した……」 と、なん10回も言われ、彼女は、 「きゃああああああああああ!!!」 と、凄まじい悲鳴を上げて逃げ出した。 だが、玄関のドアは開かず、彼女は窓に追いつめられた。 「な、何……何なのよ~!!」 と、玉子は必死で携帯電話で110を押したが、バッテリーが切れており、固定電話から掛けようとしたが、何故殺したという返事しか返ってこなかった。 その間、にもその怨霊ともいうべき子供の黒い塊は、彼女に迫り、とうとう彼女は窓に向かって思いっきり叫んだ!! 「誰かタスケテー!!」 すると、そこに下駄が飛んできて、窓を割り、一人の少年が現れると、髪の毛針で一掃した。だが、それでもあの声は聞こえる。 そして、その少年の頭の1本がピンと立ち、少年がそこへ向かうと、指を銃の形にして、 「指でっぽう!」 と叫び、なんとか撃退した様に見えた。 だが、少年は言った。 「逃げたようですね」 「そうじゃな。こりゃまた大変な事に、なりそうじゃの」 と言うとその少年は、一緒に来ていた背の高い彼女、猫娘がガラスの破片を集め、て綺麗に掃除した。 「これで全部よ」 「大丈夫ですか?」 と、彼女に聞くが、とうの玉子は完全に気絶してしまった。 だが、そこでも、何故殺した。なぜ殺したという声が聞こえて飛び上がり、バスタオルがスルリと取れてしまった。 「きゃああああああ!!」 「うわ!」 「ちょ、ちょっと鬼太郎!お風呂場にいて」 「あ、はい」 と、その少年はお風呂場に行き、布のような妖怪が彼女の体を巻いた。 「鬼太郎。そこにバスローブない?」 「バスローブ?」 「タオルを服のようにした奴の事じゃな?え~と……あ、これじゃな」 「へ~これがバスローブって言うんだ」 と、鬼太郎というその少年は、猫娘にそれを渡し、玉子の体に着せ、ベッドに寝かせた。 そして、それから1時間後の事だった。 玉子は目を覚まし、何があったかよく覚えていないが、あの声だけは覚えていた。 「いや……いや……いや~~~~!!!!!」 「あ、ちょっと落ち着きなさい。私達は、あなたを助けに来たのよ?」 「わ、私を?」 「そ。私は猫娘。で、こっちにいるのが鬼太郎で、頭にいるのが目玉の親父さん。で、こっちの布が一反もめんよ」 皆が揃ってぺこりと頭を下げると、その女は言った。 「私は、菫崎麻衣(すみれざきまい)よ。今高級スナックで働いているの。それでね。ある社長さんから、僕と結婚しようかって言われちゃって、幸せ気分でお風呂に入ったらあんな事に……」 その時、鬼太郎は気づいた。 「それがあなたの(本当の)名前ですか?」 「え? ど、どういう意味よ!」 「実は6か月前に、名前を変えた人がいるんです。丁度あなたぐらいの人が。でも、その人は、死んだ事にされました。名前は……」 「も、もういいわよ。助けてもらったけど、今日はもう遅いから、あなたは帰りなさい!!いいわね!!」 と、慌てて彼女は、鬼太郎達を追い出し、代わりに物置に有った段ボールを割れている部分に張り付けた。 まったく。明日が休みで良かったわ!」 と、彼女がテレビをつけると、とんでもない情報が飛び込んできた。 それは、家の有った場所に見えるが、門も外壁もキチンとあるのに、その家だけがなくなっているのだ。 まるで、消されたかのように。 そして、その事にアナウンサーは、 「先ほどの通報に対し警察は、テロリストの可能性が高いと思われ、警察が行方を追っています」 と、そこへ、一反もめんに乗った鬼太郎達が現れた。 「ここじゃ鬼太郎!」 「はい。ものすごい妖気を感じます!」 「とにかく急ぐんじゃ」 「でも、家はこの下にあるのに、どうやって救出するのよ?」 と猫娘の問いに、鬼太郎も、疑問に思った」 「確かに。どうするんです?父さん」 「まかしておけ。いったんもめん。あの中央に向かって突っ込むんじゃ」 「え? 大丈夫ですか?」 「大丈夫じゃ。鬼太郎ちゃんちゃんこを使うんじゃ」 「あ!そうか。この場所に妖気があるなら、なんとかなるはず。ようし!」 と鬼太郎は大きく広げたちゃんちゃんこを地面にかぶせて言った。 「この地にいる邪悪な物よ。ここから立ち去れ!」 すると、すぐさますさまじい地震が起き、ビシビシと音をたてながら、骨川廷は浮上するも2階部分はぺしゃんこで1階部分もかなりやられていた。 「こ、これは、どういう事でしょうか? 何者が、トラの様な布で、骨川廷を地上に戻しました。早速インタビューを……」 と、する前に、鬼太郎達は慌てて逃げ出した。 「まったくしつこいのよね~テレビって」 「まあ、それが彼らの仕事と言えば仕事じゃがからの~。わしらの事まで知られると後々まで厄介じゃし」 「とにかく一旦引き上げた方が、良さそうですね」 「そうじゃな」 それから数日後 猫娘のスマホが鳴り、犬山真名からメールが届けられた。 「真名からだわ」 「真名ちゃんからか? 珍しいの。それでなんと言っておる?」 「数日前の子達は全員救出されたけど、ちょっとひっかかる部分があるから、明日、会えない?」 「だって」 「引っかかる部分?……なんだろう?」 「う~んそう言えば、私もそれはおかしく思うが。何か途方もない事になりそうじゃわい と皆かは考えていた。 果たして、真名の言葉の意味とは?そして、これから何が起ころうとしているのだろうか?
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