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第3話お化け屋敷で大騒動
これは、私の統合失調症によって見えた物です。その為、少しずつではありますが、かなり変わってしまった部分もありますので、そこはご了承下さい。
引率者について行き、泊まるホテルに案内されたのは、廃旅館だった。
当然皆は、
「こんなとこ泊まんねえよ。帰る」
「俺も帰る」
という皆に、
「いやいやそういうわけにはいきません」
と引率者が言うと
翔が、
「前回肝試しやったって聞いて、本当に北京行ってて良かったなって思ったもん」
と言うと、引率者が翔に聞く。
「意外と怖がりなの?」
それに彼は、
「俺マジでやだガチでやだ。マジでガチでやだ」
と、言った。
「マジでガチでいや?」
しかし、彼らは結局ここでお化け屋敷をする事に決定した。
だがその前にこの旅館にまつわる恐ろしい話を聞く事になった。
語り部は前回の語り部のN.Oだった。
「いやちょっと今日はね~ホントにここで肝試しやるって事にびっくりしてます。本当にここはもういわく付きの非常に多い所ですから。もう本当に今日は、何があるかわかりませんから
すると、二宮と相葉が
「いいって本当に」
「やめようよ」
と言うが、怪談話からスタートする事になった。
そして、引率者が、
「それでは怪談の達人N,Oさんからお話があります。よろしくお願いします」
そしてN,Oが語りだす。
「この旅館って、結構怪談マニアには有名な所なんです。て言うのは、この旅館が建つ前に、ある小さな女の子が住んでいたんです。
それが、千に鶴で千鶴(せんかく)ちゃんと言うんです。この子、特殊な能力が有って、いわゆる千里眼ってやつで、ここに温泉があるよって当てたのは、千鶴ちゃんなんです。もちろんその時代って温泉を掘り当てたら、ハッキリ言って、お金持ちになれるわけなんですよね。という事で千鶴ちゃんを巡ってその村では争いが絶えなかったんですよ。それで、心配したご両親は千鶴ちゃんを蔵の中で、隔離して育てたらしいです。でもそれだとあまりにも寂しいので、人形を1体与えた。それでその蔵の中では、その人形が友達だったんですね。
でも、彼女はその中にいたら太陽の光を浴びてないわけですから、20歳ぐらいで病に臥して亡くなったそうです。それで、亡くなったと同時にその村で心霊現象が数多く起きて、その後この旅館が建てられたわけですけれども、ここでは心霊現象が年に何回か起こっているそうなんで、本当になんでここにしたのかなって本当にびっくりしています」
と、N.Oの話が終わると、二宮が
「やめようよ~も~」
とすっかり怯えたような声で言うと、いきなり後ろから、
「バシャーン!」
という物凄い音がして、皆がびっくりすると、皆にカウントされた。
音の正体は、ADによるシンバルの音。
あれこれストレスが溜まってたのか松潤が2回程殴った。
今回の肝試しは千鶴さんの霊を鎮める為、裏庭にある祠に人形を奉納するという物。
その間に声出して、一番たくさん声を出した物が、アラシ1の根性なしに決定と言うわけだ。
そして、相葉と翔がまず出発した。
すると、相葉が、
これいきなりですけど、なんかあると思います。僕は。失礼しま~す」
と言った。
最初からビビり気味の2人は、恐る恐る進んで行く。
翔は廊下で
「うわこえ~」
と言い、相葉も
「うわ~」
と言い、恐る恐る進んで行くと、なにやら相葉が翔に何かして、
「何?何?」
「大丈夫大丈夫」
と言った次の瞬間
「ガシャーン!」
とすごい音と共に何かが飛び出して来て、
2人は思わす、
「うわ~!」
と叫んだ
すると翔は、
「びっくりした~!あ、相葉君こんな感じ?」
「こんな感じ」
凄まじい声を出した翔は、恐る恐る進む。
ここで2人とも2ポイントになった。
すると、階段が現れた。
「うわ階段だ。別に普通か」
という翔に、相葉が、
「階段普通かな?」
と言うと、何かパキっという音がして、
「うわなんだこれ!あ、別に普通か」
と言う彼のポイントはこれで3ポイントになってしまった。
彼等は階段を恐る恐る上り
その間翔が、
「うわ、ピアノかな机かな?なんか置いてある進んだ方がいい?」
「進むよ」
と、相葉が言う。
ところが、階段上り切ると、そこには道らしき物がなかった。
「あれ? 行き止まりくね?」
と翔が言い、相葉も
「間違えた? 道」
と言うと、翔は
「扉開けんのか?」
と言った途端、突然、
「ジリリンジリリン」
と電話のベルが鳴り、
2人は、
「うわ~! も~!」
と2人同時に声を出してしまった。
そして、相葉が、
「全然気づかなかったこの存在に」
と言いながら、彼が電話にでると、おどろおどろしい声の中、小さな女の子の声が聞こえた。
ところが、この声を聴いていた引率者は?マークになる。
「こんなんやった?」
「いや違う」
と言っていると、その女の子は
「大昼間を抜けて、トイレに来て」
と言った。
だが、周りのおどろおどろしい声に、彼は聞き取れず、もう一度聞く。
「え?まっすぐって事?全然何言ってるかわからない。通路を何?」
もう一度聞くと、今度はボイスチェンジャー声を変えた声がするが、さっきの声と違い、今度はおばさんみたいな声だった。
「ト・イ・レ」
翔が改めて聞き直そうとするが、既に電話はキレていた。
「切れたくせ~。トイレへ行けだって」
と彼が受話器を置いた瞬間、
突然上からダクトの蓋を破り、妖怪が姿を現した。
「うわ~あ~あああああ」
ここでまた2人とも1ポイント上がり、2人は慌ててふすまを開けて大広間に入った。
「早く行け~」
とその妖怪は先を急がすかの様に爪を出して2人を脅した。
そして、相葉が
「も~」
と言うと、爪を相葉に向け、彼は慌てて逃げ出した。
この映像を見ていた引率者達は?マークになっていた。
「こんなんやった?」
「いや違う」
「やんな」
と言いながら、彼らを見ていた。
大広間に入った翔は、
「うわ~うるさいうるさい」
と言い、相葉も
「も~やめて~」
と言いながら進んで行くと、突然
「キャー!」
という悲鳴と共に、布団が宙を舞い2人の行く手をはばんだ。
「うわ~!」
と言って、彼らはどうにか逃げ出すが、ここでも引率者にしてみれば、不思議な事だった。
―――――
彼女達の計画では、並べられた布団が揺れるという仕掛けをしていたのに、布団が突然動き出したのだ。
「どうなってんの? これ」
「ウソやん」
と言っていたそのころ、相葉と翔は、トイレへ向かっていた。
翔はさっきから
「やべ~やべ~やっべ~やべ~」
と繰り返し、相葉も、
「もうヤダ~ほんとにやだ俺」
とギブ寸前だ。
その時翔が、
「どっち?コレ」
と聞くが、相葉は
「うるさい」
と言うが、丁度前に、トイレの行き先の札を見つけた。
―――――
そして、いよいよトイレにやって来た2人は、次の指示が書いている札を見つけた。
「手前のドアから2回ノックして中を確認しろ」
と有った。
ところがその時、翔が、
「トイレに行きたい」
と言い出し、相葉が
「先する?」と言うが、
「でも確認してからだったら絶対出来ないと思う」
「でも最中にこられたら多分、まき散らすと思う」
と、情けない会話が続くが、結局大人の意見に賛同という形で相葉が同意し、1人ずつ1回
「トントン」
として、ドアを開けるが、中には何もなかった。
引き上げようとしたその時、
いきなりドアの反対側から
「バリ!」
と音を立てて、N,Oが現れ、
2人は声を出すが、相葉に至っては、
「うお~びえ~ぼう~もう!」
と、かなりの回数を叫んでしまった。
「どうもどうも。まだお話が足りてなかったので」
というN,Oに相葉はすっかり参ってしまい、
「も~や~め~て~よ~。今ちょっと、ちょっと漏れてないかな?」
それを聞いていた引率者達は、
「もれてないかなってちょっと、情けない」
「ほんまや」
そして、再び怪談話を聞く事になってしまった。
「え~この話はですね。多分皆さんも同じみの芸人N君から聞いた話です」
というが、相葉は、
「あんまり知らないですって」
「後でワイプ出ていると思うので、チェックしてください」
そして始まったのは、ある大阪でのエピソード。深夜2時に空室のはずの隣の部屋から、激しく壁を叩く音がして、気味が悪いので外へ出ようとすると、
「なんか嫌だなここ気持ち悪いなっていって荷物をまとめて出よう。夜中の2時位ですよ。パッて入り口に行こうとしたら、視線を感じるんです。玄関に全身鏡が置いてあるんです。その全身鏡の中から確実に視線を感じるんです。ゆっくりその全身鏡に近づいて行くと、髪の長い女が鏡の向こうから、ドンドンドンってずっとこっちの方を叩いていたんです。そのホテルはそういう霊が出るホテルだったらしいです」
そこで怪談が終了し、N,Oから次の指示が出された。
さてこの後ですね、そちらのドア開けて行かないと行けないんですけど、こちら、鍵がかかってます、鍵はですねえ。階段を上がった部屋にある、ツボの中に入っています。どうぞこちらへ」
とN,Oが言うと翔は、
「N.Oさ~ん」
「なんですか?」
「俺……行けねえよ~」
とすっかり戦意喪失の2人だが、鍵を取る為、3階へ向かう。
―――――
だが、ツボらしきものは見つからなかった。
「上にツボが有って……ツボなんて無いじゃん。階段で脅かすのは無しにしようね落ちるからホントにね」
と言うと、翔が部屋を見つけた。
「この中の部屋って事? 俺行こっか?」
「行ける?翔ちゃん」
「俺、大丈夫だよ?」
と、相葉と翔が部屋ん入ると、2つのツボが有った。
「有ったツボ」
「あ~ホントだ。うわっなんだよこれいっぱいあんじゃん」
「つーか2つあんじゃん」
2人は恐る恐る部屋に入り、翔が
「じゃんけんする?」
と言うと、相葉が、
「ていうか、どっちか選んで、いっせいのせいで手入れようか?」
「いっせのせいする?いいよ」
「どっちがいい?翔ちゃん選んで」
「じゃあ、右」
「どっちかが当たるって事だもんね」
「鍵だぞ鍵を取るんだぞ」
「せーのでいこっか?」
と言いながら、相葉は深呼吸した。
「あ~本当に嫌だな~」
と翔がいうが決めてしまった以上仕方がない。
覚悟を決めて、
「いっせいのせ」
と手を入れた途端、いきなり翔の手を思いっきり掴もうとした為、彼は
「うわ~」
と言って手を引っこめるとつられて相葉まで叫んでしまった、
それは明らかに血の付いた骨の手だった。
「びっくりした。しかも骨だしありえねえよしかも血まみれだし」
と翔が言うと、相葉が無事に鍵をゲットして部屋を出ると、突然明かりが付き、
「バン!」
と言う音と共に、鬘をかぶった人骨が窓に現れ、2人は叫んで逃げだした。
だが、それでも人骨はまるで意思を持った様に追いかけてくる。
そして、いざ鍵を開けようとしたその時、床から人骨に髪の毛の生えた亡者の群が襲い掛かる。
しかも鍵は4つあり、そのうちの一つが本物の鍵だが、どれがそうかわからない。はっきり言って、2人はパニック状態だった。
「ちょっと待ってちょっと待ってマジ待って!マジ待ってって!わ~翔ちゃ~ん!」
見ていた引率者も心配になる。
すると、ついに扉が開き、2人は転がり込むように、その扉に入り、慌ててドアを閉めた。
これには流石の引率者も、
「見てる方が怖いわ~」
と言った。
―――――
一方翔と相葉の2人は、祠へ向かっていた。
しかもすでに絶叫しすぎて声がかれてしまっている
そして、ようやく祠にたどり着いた。
そこには、人形お供えをして手を合わせろという指示が書いてあった。
すると、相葉は、
「じゃあ、ここに、置かせていただいます」
「せーの」
2人が手を合わせ、
「行こ」
っと翔が振り返った次の瞬間
―――――
凄まじい爆音と共に、水柱が吹き上がり、そこからまた骸骨の手が伸びてきて、そのほかにも周りから彼等めがけて、骨犬が突っ込んで来た。
「うわ~!」
「うわ~!」
と2人はひたすら叫びながら走って逃げる。だが、その骨犬の一匹が相葉に噛みつき、彼は何とかそれを振り払うと、後から来た一体にぶつかって止まった。これには引率者もまたも?になった。
「こんな仕掛け?」
「いや違う」
と言っている頃、彼らはやっと帰って来た。
「お帰り」
「お疲れさま~」
と2人は出迎えられ、無事に帰ってこれた。
「ただいま~」
と相葉が言うと、
引率者は、
「面白かったわ」
と言った。
見ていなかった残りの3人が聞くと、
「1回目より全然大した事ない」
と言った。
そして、二宮は、翔に初めての体験を聞くと、
「火事場のクソ力っていうのは本当に凄いんだなッて言うのがよくわかった」
と言った。
すると相葉が、
「この人足超早いんですよ。完全に置いて行かれたからね」
と、そんな話をしていると、2組目がスタートした。
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