3 / 5

第2話 アユを求めて鬼怒川へ、ポケモンとの出会い

 嵐達と立海大は、とある駅にきて、トイレ休憩をしていた。 すると、二宮が、 「なんでここに来たんですか?」 と聞くと、引率者が 「あのちょっと、鬼怒川の方に、日光を離れて行こうかと思いまして、電車で移動しようかと思います」 それに相葉が、 「いいじゃんいいじゃん」 と言うと、引率者が、 「乗れへんやろ普段新幹線しか」 というが、皆は 「まあ……いや……まあ」 と、記憶が曖昧な様だ。 「何やの煮え切らヘんな~」 「えっと、立海の皆さんは?」 「あ、その電車で、学校に戻ります」 「あそうですか。じゃあせっかくですんで、途中まで一緒に行きましょうよ」 「途中までならOKです」 と、幸村が言った所で、 「鬼怒川行って何すんの?」 と翔が聞くと、 「鬼怒川行ってね、アユを堪能してもらおうと思います」 その言葉に、皆が拍手をし、相葉も。 「良いじゃん良いじゃん」 「鬼怒川か~俺も行ってみて~」 と、ブン太が言うと、松潤が 「休みの日に行けばいいじゃん浅草からも近いしさ」 「いや、俺等中学生だからそういうわけにもいかなくてさ」 「あ~なるほどね」 「でもさ、来年になったら、もう高校生だからOKじゃん」 「高校生になったら、一回行ってみなよ」 「じゃあそうしようかな?」 と、松潤とブン太が盛り上がっていると、隣のジャッカルが何やら悲し気な顔でこちらを見ていた。 そして、移動する為駅に入ると、駅弁を見つけた。 「あ、駅弁とかある」 「いいね。ちょっと買って行きましょうか」 そして、駅弁を見ると、王さまブランチ1位マス寿司を見つけた。 「マス寿司がおいしい?」 松潤が聞くと、店員さんが説明する。 「これね、黄色っぽく見えるでしょ?これ湯波なんですね~美味しいですよ。ぜひどうぞ」 「この人数だと、いくつぐらい買えば」 と、引率者が言うと、店員は、 「じゃあ10本もあれば」 と言われ、松潤と相葉が 「じゃあ間取って3本で」 「とりあえず3本で」 「それじゃあ、俺達は4本お願いします」 営業上手な店員さんから、マス寿司を受け取り、それぞれお茶も購入した。 すると、引率者が、 「あ、後皆に配らないといけない物があります。切符買っておきましたんで」 「わ、優し~」 「久しぶりだこういう切符持つの。凄いテンション上がる」 と、松潤が喜ぶと、 「えと、立海の皆さんは……」 「あ、俺達いつも電車乗ってるんで、ICカード持ってます」 「え? いつも電車通学なの?」 と相葉が聞くと、 「まあ、電車乗る人もいれば、乗らずに歩いて帰る人もいますね」 と言うと、切原が 「俺はこの前さ、思いっきりバスン中で寝ちまって青学行っちゃった事あるんだぜ」 と自慢げに言い、 「そこは自慢する所じゃないぞ」 と蓮二に突っ込まれた そして、電車に乗り込むと、ボックス席に座り、松潤が 「じゃあなんか、ゲームでもする?」 と言いだし、引率者は、 「何のゲーム?」 と聞くと、大野が 「じゃあ、地味にしりとりでもやる?」 と言うと、引率者が、 「食べ物しかアカンとか」 と言う言葉に、今度は松潤が、 「じゃあ扉が閉まった時点でその人の負けね」 と言った。 その時柳が、 「相葉さんが負ける確率……」 と言おうとするのを幸村が止めた。 「シー!こんな所でそれはないだろ?」 「そうか」 こうして、扉が閉まったら負けの食べ物しりとりゲームが始まった まずは中島のまからスタート。 「まーまーまー、マヨネーズ」 続いて引率者が、 「ズッキーニ」 松潤が 「ニンニク」 二宮が 「栗」 で、リの付く物を考えていた相葉で扉が閉まってしまった。 「あー閉まっちゃった」 と二宮が言うと、引率者が、 「負けた人シッペやからね~」 と言った。 そして、相葉のシッペが決まった所で、電車が動き出した。 まずは、彼にシッペを与えるのは松潤。指輪を取り、思いっきりシッペをいれた。 「痛~そんな本気!?」 彼が痛がっていると、大野が立ち上がり、ビシっとシッペを決める。 しかも彼のシッペは止めるので、かなりきいた。 そして、引率者からもシッぺを受け、更には翔からもシッペを受ける そして、最後は二宮で終わらせるはずだった。 だが、ここで引率者が、 「立海の人1人シッペに参加どうですか?」 と言うと、弦一郎が立った。 「ゲ! まさか!」 切原は嫌な予感がした。 彼はこういう所でも手は抜かないのだ。 相葉は嫌な予感がして逃げようとすると、幸村が彼を捕まえ真田がパワーリストを取ると、相葉に思いっきり 「ビシ!」 とすごい音立てた。 「痛った~~~~~~~~~~~~!!今までのより強烈だよこれ」 その言葉に立海の面々は爆笑していた。 しかも弦一郎は、 「安心しろ、手は抜いてある」 その言葉に嵐メンバーは、 「あれで?」 「メッチャ痛かったよ」 と相葉が腕を見せると、真っ赤に腫れ上がっていた。 「真っ赤だよ」 と彼は言うが、引率者は気にせず、 「さあマス寿司食べようマス寿司タイムでーす」 その言葉に、皆は席に座り、それぞれマス寿司を食べる。 「美味しい」 「美味しい」 立海の面々も、 「うまい」 「これ湯波で味がしみ込んでるから、醤油なくてもいけっちゃいますね」 と切原が言うと、皆も、 「ホンマやな~美味しい」 皆で食べる。しかも今日は見知らぬ中学生も一緒の小旅行気分を味わいながら食べるマス寿司は最高だった。 「美味しい」 「ブランチ1位だよ。ブランチ間違ってない!」 という松潤に皆も美味しそうに食べる。 そして、皆は降車駅に到着した。 すると、そこには見た事ない生物がおり、 「テナテナ~」 と、電車の中に入って来た。 しかもその手には、外のバスに鮎に詳しい人がいるよ。 という看板を持っていた。 「え?ちょっと待ってあれってさ、ポケモンって奴じゃない?」 「とりあえず、行ってみましょう」 「あ、じゃあ立海のみなさん気を付けて~」 「ありがとうございました~」 と、立海の皆が挨拶すると、嵐の皆が電車から降りると、そのポケモン、テールナーが外まで案内した。 すると、そこには1台のバスがあり、ピカチュウ、オンバット、ファイアローがいた。 これには嵐もびっくりした。 なんと、あのアニメのキャラクターがなぜか現実の世界にいるのだ。 しかもロボットとは思えない自然な動きだ。 「テナテナー」 「オンオン」 「ピカチュー」 「ファイアロー」 それぞれがまるで誘うように呼んでいる。 バスに乗り込むと、そこにはトレーナーのセレナ、サトシ、シトロン、ユリーカがいた。 「テールナー。ありがとう」 「テナテナー」 とモンスターボールに戻り、ファイアローとオンバットも、サトシのモンスターボールに戻った。 そして、残ったピカチュウは、サトシの肩に乗った。 「え? これマジ? 現実と幻想が入り混じってんじゃん。あれ、どう見てもおかしいし」 相葉がそう言うと、その奥の2人にやっと気づいた。 それは人気お笑いコンビのHとWだった。 そして、Hは、 「じゃあまずサトシ君ご挨拶」 「はい。俺、サトシっていいます。こっちは相棒のピカチュウ」 「ピカチュウ」 「私はセレナ」 「僕はシトロン」 「私ユリーカ!こっちはデデンネとプニちゃん」 ユリーカの言葉に、ポシェットの中から、デデンネとプニちゃんが顔を出した」 皆が自己紹介したところで、Hが話しだす。 「ここね、鮎で有名だからその極上の鮎を食べてもらおうと思っています」 そこで相葉が 「丁度鮎行こうとしてたんです」 「そうでしょ?で、偶然ね。サトシ君達が、鮎に行こうとしてたんで、呼びに行くのを手伝ってもらったんです」 「あ、それでか」 「まじビビったよ。本物のポケモンが出てくんだもん」 ――――― そして、一行はその極上の鮎を食べる為に、やって来たのは、かやぶき屋根のお店だった。 と、そこにまたも黒いジャージが特徴の中学生達がやって来た。 彼等は不動峰中で、今日は遠征の為に来ており、今回は皆の頑張りも評価して、美味しい物を食べようという事になり、ここに来たのだ。 「あれ? 橘さん。あの人達って……」 と、赤い髪が片方の目を塞ぐ形で伸びている、神尾アキラが気づいた。 「あ、嵐の人達じゃない? あ、それにHとWもいる!」 と、橘の妹が気づく。彼女は栗色の髪をヘアピンで止めているだけの女の子だった。 「おい杏。あんまり騒ぐな。と橘が言った時には、既に彼らに気づかれていた。ピカチュウはそちらを向き、手を振る。 「わ~ピカチュウ! 本物だ~!」 と、杏ははしゃぎ、そして、音楽好きな神尾がついて行き、仕方なく金髪の橘が来ると 「あれ? 君達も鮎で?」 「ええまあ」 「俺サトシです。こっちは相棒のピカチュウ」 「ピカチュウ」 「あ、私不動峰中2年の橘杏です」 と、挨拶すると、続けて、 「不動峰中テニス部部長、橘桔平です」 「あ、に、2年の神尾アキラです」 「伊武深司」 「石田鉄です」 と挨拶をしていき、早速店の中に入っていった。 この店の最大の特徴は、鮎を手づかみし、それをその場で塩焼きにしてくれるそうだ。 「ここは、鮎をつかみどりして食べる事が出来るんです」 すると、引率者は、 「素人でもつかめんの?」 と聞くと、Wが 「もちろんですよ。ここさえあれば」 「え? ハートでつかむの?」 と引率者が聞くと、 HW2人そろって 「ここ」 とハートを差した。 「まあそこは置いといて、行きましょう」 という事で、皆が中に入って行くと、皆はこのロケーションにテンション上がりっぱなしだ。 そして、皆がつかみどりが体験できる場所に来ると、Wが、 「さあ皆さんに鮎のつかみ取りを堪能していただくんですけれども、ご協力いただくのが、この店のご主人のUさんです」 と皆が拍手で迎え、ご主人が姿を見せた。 「どうですか? ご主人、鮎取れてます?」 Wが聞くと、ご主人は、なんだか残念そうに川を見た。 「長雨で、川も…」 その言葉にWは、 「聞きましたか皆さん。今年は厳しいそうです」 と言い、皆は一瞬不安になった。 「できないんですか?」 とサトシが聞くと、 Wは 「いや絶対に捕まりますから」 と言い、 Hは 「ただし、捕まらなければ食べれません。あ、1つ言うの忘れてましたが、不動峰の皆さんは3名で、サトシ君からは1人しか食べれません」 「え? なんでですか?」 サトシの質問に、Hが答えた 「あのですね。アラシだけでも人数が多いし、不動峰の皆さんも結構いますので、鮎にも限りがありますから。ね」 「あ、そうか」 とサトシが残念そうにしていると、セレナが、 「サトシー!頑張ってー!」 と言い、シトロンとユリーカも 「僕たちは大丈夫ですから」 「ユリーカも大丈夫だから」 と言った。 「そっか。悪いな。よーし、頑張るぞ~」 そして、不動峰の皆はクジを引き、橘桔平と神尾と杏の三人がトライの権利をゲットした。 決まった所で、 「頑張ろうね」 「はい!」 と、相葉と杏が話している時、神尾から思いっきり嫉妬の様な物を感じた。 「なんか、嫉妬の視線感じるんだけど…」 「神尾君どうしたの?」 「べ、別に……」 と、そんな話をしている、二宮が、 「やっちゃっていいっすね」 と言い、Wは 「やっちゃってください」 と言うと、相葉も 「俺等今日夏休みだからね」 Wが、 「では、鮎の掴み取りスタートー!」 と言って、皆池に入るが、かなり冷たい。 「うわ~冷てえ!」 と翔が思わず叫んだ。 それもそのはずだ。 その池は、水温15度以下なのだ。 だが、皆は鮎を求めて前に進むと、ついに大群を見つけた。 「いた~!大群がいた!」 翔のその言葉に、皆は突進した。 そして、その大群の中から、松潤がゲットした。 「はい松潤ゲットー!」 更に、大野もゲットし ついにサトシも捕まえた。 「よっしゃ~鮎ゲットだぜ!」 「ピッピカチュウ!」 「リズムに乗るぜ~」 と神尾が逃げる鮎を追い、ついに捕まえた。 「よっしゃー!」 そして、橘兄妹と翔、相葉がゲットした。 「やべ超楽しい~!」 と相葉が完全にいっちゃってる頃、二宮が、なぜか網を持っており、 Wが、 「二宮君? 二宮君? ちょっと皆さん二宮君を見てください」 皆が彼を見ると、網で鮎を捕まえた。 「あ、取れた」 「本末転倒」 と、とりあえず、全員が鮎をつかまえる事が出来、塩焼きにしてもらう事にした。 焼けるまでそれぞれが、それぞれの時間を過ごす。 不動峰は焼けるまで素振り。 サトシ達は次のジム戦に向けて練習。 そして、嵐のメンバーは、川の近くで遊んでいた しばらくすると、鮎の塩焼きが出来上がった。 炭火でじっくり焼く事で外はパリッと中はホックホク。 最高の塩焼きの完成! 「それでは、かんぱーい!」 「うまくない? めちゃくちゃうまくない?」 「あの尻尾とかもいけちゃいますからね」 「え? 骨も?」 と、サトシの質問に、Wが答えた。 「全部いけます」 そして、HがWに聞く。 「これ、炭でやるからこうなるんですね」 「そうですね。炭で立て焼きと言いまして、余分な脂を落とすんですよ。それによって外パリっと中はふっくらとするんですよ」 「うめえ! やっぱ勝利の美酒よりこっちの方がいいなオレ」 と、神尾が言うと、 「神尾君今日も頑張ってたもんね」 「え? あ、いやそれ程ないよ。これからは俺達が部を引っ張って行かなきゃならないんだから」 と、彼は少し赤くなりながら言った。 「まあ、全員2年だけどな」 と伊武深司が言った。 「ああ。これからは、お前達が、部を引っ張ってそして、来年も全国に行くんだ!いいな!」 「はい!!」 これを見ていた嵐達は、ちょっと引いてしまった。 思わず相葉が、 「なか、俺達蚊帳の外みたいになっちゃってる」 すると今度はサトシが、 「よし!俺達も次のジム戦頑張ろうぜ!」 「ピッカ!」 「こっちもこっちで気合入ってるし」 と二宮が言うと、皆は笑った。 嵐達は鮎を食べ終え、次の場所に向かう事になり、お店の外で、彼等と別れ、皆はそれぞれに散って行った。 そして、嵐は再び日光に戻って来た。 バスの中で、引率者が、 「皆さん日光ツアーいかがですか?」 「楽しんでますよすごく」 と相葉が言い、 松潤が、 「あんなに朝ブーブー言ってたのが嘘みたいだね」 そこで引率者は次の説明をする。 「さっき、美味しい鮎を食べたんですけど、次はちょっと格式の高い、日光では歴史の高いホテルで、美味しい洋食を食べて頂こうかと思います」 「洋食」 「いいじゃんいいじゃん」 と、皆が向かったホテルとは、明治6年開業のホテル。日本のホテルの始まりと言っていいほどのかなりの有名人が泊まったホテルでもあり、日本が誇る拡張高いホテルなのだ。 そして、食事の方も超一流で、今ある洋食メニュが超人気なのだ。 嵐一行が席へ案内されると、そこにはすでに先客が。 それは、5人の女子高生で、皆はある物を待っていた。 すると、ツインテールの1人がこちらに気付いた。 「ちょ、あれって、もしかして……嵐!」 「え? どこ?」 と皆が立ち上がりながら見ると、それはどこにでもいそうな普通の女子高生達で、 嵐の皆は彼女たちの席に着いた。 「こんばんは。皆さん」 と、ピンク色で長髪に眼鏡を掛けた、おっとりとした感じの女の子が挨拶をした。 「あ、こんばんは」 「こんばんは」 「こんばんは」 「お~フラグが一気にビビット!」 「なんでこんな時にまでそんな話になるのよあんたは!!」 「……」 一時固まってしまった彼等に、紫色のショートヘアーでリボンの様なカチューシャを付けた女の子が 「あ、気にしないでください。お姉ちゃんとこなちゃんいつもあんな感じなので…」 「ハ、ハア」 皆が呆れていると、相葉が、 「えと、君は?」 と言うと、柊つかさが、 「あ、初めまして。柊つかさです。で、右からユキちゃんこと、高良みゆきちゃんです」 「初めまして。高良みゆきです」 更につかさは続ける 「えっと、それで青いロングのこなちゃんこと、泉こなたちゃん」 「え? 私?……~フラグが……」 「言ってないで早く挨拶しなよ」 「はーい。泉こなたで~す」 「私はつかさの姉で、かがみって言います。よろしく」 2人が挨拶すると、皆納得した。 「てか、さっきフラグとかって言ってたけど、ひょっとしてそれってゲームの?」 「お~!知ってる人が……」 こなたが乗ろうとするのをかがみが止める。 「夕食前に飛ばし過ぎだっつうの!」 引率者の1人が、 「えと、5人共なんでここに?」 と言うと、かがみが説明する。 「ああ、実は商店街の福引で、ホテルの幻のメニューと一泊ご招待っていうのがあって、それで、私とつかさが挑戦したら……」 とかがみが、言おうとしたところで、こなたが突っ込みを入れる。 「姉のかがみが外れて妹のつかさが当てちゃったんだよね~」 「るさい!ってか今から説明しようって時に……」 「あれ? えっと、つかささんが、妹なんですか?」 と言う松潤に、 「え?」 とつかさとかがみが自分を見た。 「あ、ああ。私とつかさは二卵性双生児なんです」 「というか、どうして私が姉だって思ったんですか?」 とつかさが聞くと、松潤は、 「いやなんかさ、こう……つかさちゃんの方がお姉ちゃんぽく見えるっていう…」 と言う彼の言葉に、かがみはびくっとした。最初からこなたとケンカしてたのを見られてしまっていたので、こうなってしまったのだ。 「な、なんで私がこんな目に?」 と泣くかがみだが、食事の時間なので気を取り直した。 ――――― まず出てきたおは大正時代のコロッケだ。 これは昔から代々受け継がれてきたメニューで、その作り方もトップシークレットになっている。 まず最初に、こなたがコロッケにナイフを入れ、切っていくと、中からトローリとしたクリームが出てきて、彼女がそれを食べると、 「ん! お―――!これぞコロッケの頂点!クリーミーでそれでいて……」 「そこまでな」 とかがみが彼女を止めた。 そして、櫻井君がこれを食べると、いきなりのけぞって、椅子にガンと頭をぶつけてしまった。 「おーうめ!」 松潤が呆れながら、 「そんなガンってやってたらメシ疲れちゃうでしょ」 というと櫻井は、 「この何だろう? ソースとこのクリームのマッチングが…半端ない」 問いと、こなたは早速突っ込んだ。 「うんうんそうなんだよね~コロッケからあふれ出してクリームがトマトの様なソースに絡むともうこうパタパ……」 「はいはいそこまで」 とかがみが止めた。 そして、皆が食べると、それは本当に美味しく、皆はよく噛んで食べた。 そうすると、口の中いっぱいに広がったホワイトクリームとしたのソースが混ざりあって、更においしさを増した。 ――――― そして、次に出てきたのは、ホテルの朝食としても人気があるオモレツだった。 そのフライパン裁きは代々のシェフに受け継がれ、焦げ目が一つもない見事な物だった。 「ケチャップ頂戴」 「いや、まだ卵の方を味わおうよ」 という声がアチコチから聞こえ、 つかさはまず、卵を何もない状態で食べて見た。 「うわー! 美味しいよ! コレだけでも十分いけそうな感じがするけど、ケチャップ付けたらどうなるかな?」 と、つかさは、ケチャップをかけて、食べてみると更に+されて美味しくなった。 「う~んおいし~~~~~」 するとあれほどはしゃいでいたこなたが静かにオモレツを食べる。 これを見たかがみも、驚いた。これだけ美味しいのなら何らかなアクションがあっても不思議ではないからだ。 「あらま~こなたが黙っちゃった」 そこへ大野が、言った。 「あんまりにも美味しいからツッコミようがないとか?」 「それは言えてるかもしれませんね。泉さんこういう洋食は慣れていませんから」 「あ、そう言うみゆきって海外とか旅行するんだよね? 高級レストランとか入った事有るの?」 「いいえ。まずはネットで調べて、あらかじめどこが一番おいしいという地元の人の声というのにアクセスして調べますね。 「え? じゃあここの事も?」 「はい。開業から何百年となっているので、もしやと思ったのですが、本当に美味しい料理を食べられて私も嬉しいですよ」 すると二宮が、 「え? みゆきさん家ってお金持ちなんですか?」 と聞くと、 「ええ。ただ、家は洋風ですが、田舎は純和風なんですよ」 ――――― そして、次に来たメニューは、霜降り高原のカツレツだ。 運ばれて来た時、皆はまずその肉の大きさに驚いた。 「デカ!」 とみゆきを除いた3人が思わず突っ込んだ。 すると、先に松潤が食べた。 「……あ~も~なんですかね?~ご飯も良いしパンも良いし、パスタも全部これで 食べたい」 それにみゆきが、 「え? そうなんですか?」 「じゃあ私達も食べようよ」 「はい」 そして、こなたは何回も切るのかと思っていたらサクっとナイフが入ってビックりした。 「おお! デカイ割にはすぐに切れた」 彼女はそう言うと、一口食べる。 すると、予想以上の結果が返って来て、すかさずかがみが突っ込む。 「う~~~~~~~~~キタ――――!!」 「2チャン語みたく言うのはやめい!!」 「でも、こなちゃんじゃないけど、本当にナイフがすこって入っちゃってビックリしちゃった。普通のトンカツって何回かギコギコするじゃない? それなのにこれすっごく柔らかいもん。味だってばっちしだし」 「そうだよね~つかさ」 「あんたの反応程じゃないけど、まあ、美味しいのは認めるわ」 そして、嵐とこなた達は食事を続け、いよいよデザートの時間になった。 ――――― 「さて、次に来るのはなにかな~こういうフラグだと……」 「フラグうんぬん言うんじゃないの」 これを見ていた大野が、 「あのさ、さっきから思ってた事なんだけど、かがみさんとこなたさんって漫才コンビ?」 これにはかがみがズッコケる 「な、なんで私とこいつが同類なんですか!?」 「いやなんかさっきからこなたさんの行動を制御してるみたいだったから」 と突っ込まれると、皆が爆笑する。 「ハハハハハハ。確かにそう見えるよね~」 と、皆が笑っている所へ二宮が、 「いっそさ。二人も芸能界に入ってみる?」 と言うと、 「激しく遠慮します!」 とかがみが答えた。 ――――― そして、最後のメニューはこのホテルの隠れた看板メニューのチーズケーキだ。 まずは引率者が食べると、 「うめ~!」 とすっごい顔になった。 「やめてその顔」 と二宮が止めた。 そして、もう1人の引率者が、 「程よい酸味。あのシナモンが聞いてて大人のチーズケーキですね」 それを聞いていたこなた達も食べ出すと、それはまさに大人のチーズケーキだった。 「お~! ちょっとつかさこれ、一寸シナモンすごいよまじで」 「エヘへ。お姉ちゃんがそこまで言うんて本当の美味しいみたいだね」 「うふふ。そうそうって、あら? こなた?」 かがみがこなたの方を見ると、彼女は、もくもくとケーキを食べていた。 「あらま~あんなに静かになっちゃって」 「泉さんどうですか?」 「う~んまさに、少女が大人の階段を登ろうとしている感じだね~」 「「???」」 嵐達も分からずキョトンとしていた。 そしてみんなで紅茶を飲んで、食事が終了し、皆は料理長と支配人にお礼を言った。 席を立ち、嵐達が出て行こうとした時、こなたが、 「あ、そうだ。カメラ持って来てたんだった。ちょっと待ってて取って来るから」 と、フロントで鍵を受け取ったこなたは急いでカメラを出して来た。 「お待たせ~せっかくだからみんなで写真撮ろうよ」 「おお良いわね」 「芸能人との食事の記念撮影ですね」 「あ、でも、変な風に取られたリするんじゃない?」 と、かがみが言うと、相葉が、大野に 「どうする?リーダー」 と聞くと、 「まあ、せっかくなんだし、撮ろうか」 「ヤッター!」 と皆が喜び、こなたはタイマーにしてすぐにみんなの元へ走ると、カシャっという音と共に嵐とのいい思い出作りが出来た。 ちなみにポラロイドカメラだったので、すぐに写真ができた。 「お~キレイに撮れてるよコレ」 「というか、あんた、なんでカメラなんか持ってきたのよ?」 かがみが聞くとこなたは、 「ん? 実は昨日さ、芸能人と一緒に食事するシーンが見えたからもしかてと思って持って来てたんだ~」 「あ、こなちゃん正夢だね」 「うんうん」 「実は私もクジ引く時も正夢になっちゃったんだ~」 「へ~良かったじゃん」 「まあ、つかさんのおかげで、こんな贅沢が出来た事には感謝するわ」 「つかささんクジ運いいんですね」 「そ、そんな事なくて、本当に偶然にあたっただけだから。まさか芸能人さんと食事したのにはちょっとビックリしちゃったけど」 その言葉に相葉が続く。 「俺等もさ~こんな体験初めてだよね~」 「そうそう。こういう時のフラグって重要なんだよね~」 「フラグ?」 「はいはいそこまで」 「じゃあ嵐のみなさん食事を共にしてくださってありがとうございました」 「ありがとうございました」 とお礼を言った後、こなた達はフロントで鍵を受け取り、部屋へ戻って行った。 そして、、彼らが出口へ向かおうとしていたその時、 「覗きをしているH,HとA,N」 という声が聞こえ、皆がそっちを見ると、2人の怪しげな人間がいた。 「おいおいおい」 「丸見えだね」 これには皆は、?になるが、松潤が、 「これ見た事ある」 と言った。 「続きまして、バズーカで撃たれたH,HとA,Nドカーン」 「おいおいおい」 「派手にやってくれたね」 という人気芸能人のコントを聞きながら、夜もどっぷりと暮れて来た所で、 引率者が、 「あの最後に5人水入らずで朝までお話できる様に、お宿を用意しました」 それを聞いて、 皆はやったー」 と皆は喜び、 「それじゃあさ~俺達はホテルに行こうぜ」 とみんな大はしゃぎだが、この後、 彼等は、とんでもない経験をする事になった。
良い
エロい
萌えた
泣ける
ハラハラ
アツい

ともだちとシェアしよう!