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チチチ・・・・ 雀が鳴いた。 それを見ていた白い少年は雀を家の中へ迎え入れた。 そう・・・これが、ごく普通の生活。 幸せで、静か・・・ 野原もあって、海原もある・・・ 人間たちが暮らすのには、これ以上ないほど、自然に満ちていた。 それなのにーー 「あー、今日も晴れてて良かったなぁ!」 大きな崖が目の前に見える野原の中ーー背伸びをしながら、茶髪の少年が言う。 それに対し、白い髪の毛の少年が、大きなため息をついた。 そして、一つの箱を持ち上げると、茶髪の少年に押し付けながら、言った。 「もう・・・スミレは呑気なんだから・・・」 「えぇ・・・そんなこと言うなって!ライン!俺だって、傷つくんだぞぉ・・・?」 「その筋肉ムキムキの体で言われても、傷ついたように思えないんだけど・・・」 ボソリと言う白髪の少年ーーライン。 すると、茶髪の少年ーースミレが腕の筋肉をわざとらしく見せつけながら、ラインに言った。 「ふっ・・・俺の筋肉が何だってぇ?」 「邪魔だって」 さらりと毒舌を吐くライン。 それを聞いたスミレはヨロヨロとよろめきながら、自身が着ている鎧をガンガンと叩いた。 ・・・どうやら、涎が気管に入ったらしく、激しく噎せてから、がらがら声でラインに言った。 「そ、そんな・・・酷い・・・俺が3歳の頃から鍛えていたこの体を・・・悪く言うだなんて・・・」 「3歳の頃から鍛えてたの!?しかも、その頃から、ずっと!?」 「?そうだけど、何か?」 さらりと無理を言うスミレ。 ラインはそれを聞いて、顔を青白くした。 そして、スミレの筋肉を見ないようにしながら、スミレに渡しておいた箱をとった。 それに対し、スミレは首をかしげながら言った。 「お前がヒョロヒョロで、よわっちいだけじゃないのか?」 「けど、君よりは体が固いよ」 「まぁなぁ・・・お前、半分ロボットだもんなぁ・・・ いいなぁ~・・・俺もロボットだったら・・・」 落ち込みながら言うスミレ。 それを聞いたラインが口を開いたと同時にーー 大きな警報が鳴り響いたーー
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