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▶ 初回レッスン「自己紹介」

―――――――――――――――― ―――――――――――――――― ■ 通路 ■ ―――――――――――――――― ―――――――――――――――― 何の取り柄もない私が成り行きとはいえ、5人の女の子たちのマスターになって、育成と人気者になる手伝いをする事になるとは……。 ミコトさんは、「一緒にいて交流してくれるだけで良い」と言っていたけど、こんな私が何かの役に立てるのだろうか? 今更ながらに責任を感じて緊張してきた。 ―――――――――――――――― ―――――――――――――――― ■ レッスンルーム ■ ―――――――――――――――― ―――――――――――――――― レッスンルームのドアを開けた瞬間、 パンッ! パパンッ! と、大きな破裂音と共に紙吹雪が舞う。 尻餅をついてしまった私は唖然とした顔で上げると、少女たちの手にはクラッカーが握られていた。 ヒヨリ「ようこそ、マスター! いらっしゃい、マスター!」 サーヤ「人間って相手を歓迎をする時には、こんな風にするらしいわね」 シズク「大丈夫なのか? 変な顔したまま固まってしまったぞ。作法を間違えたんじゃないか?」 アリス「あはははっ! だらしないわね~。この程度でビックリして倒れるなんて」 ユイナ「マスター、立てますか?」 差し伸べられた手をとって、礼を言って立ち上がる。 こんな風に歓迎されるとは思ってもいなかったので面食らってしまった。 みんなの楽しそうな雰囲気に安心したのか、先程まで私が感じていた緊張はどこかへ消え去ってしまったようだ。 レッスンルームの中には、現在、円柱形の白いイスが人数分あるだけである。 レッスンで必要がある場合は、システィさんに頼めば、この部屋を大きくしたり、内装や道具を用意してくれたり、さらには海や学校などの再現も簡単に設定できてしまうらしい。 私はみんなに、とりあえず座ろうかと促した。 初めて対面した時に軽く自己紹介をしたが、改めて自己紹介をしておくべきだろうと思い、まずは私から簡単な自己紹介をした。 続いて、みんなにも自己紹介として、名前と好きな物・嫌いな物を教えてくれるようにお願いする。 ヒヨリ「夢守ヒヨリだよ。ヒヨリの好きな事は楽しい事で、嫌いな事は楽しくない事だよ」 夢守ヒヨリの第一印象は、『素直・元気・自然体』という感じだ。 ユイナ「花咲ユイナです。好きな事はのんびりゆったりする事ですね。苦手な事は勝負や競争ですね」 花咲ユイナの第一印象は、『穏やか・優しい・癒し』という感じだ。 シズク「星川シズクだ。あまり注目されると、やりずらいからあまり見ないでくれ……。えっと……、好きな言葉でもいいのか? 好きな言葉は「向上心」だ。嫌いな言葉は「諦める」だな」 星川シズクの第一印象は、『生真面目・努力家・恥ずかしがり』という感じだ。 サーヤ「月詠サーヤっていうの。好きな事は可愛い物で~、もっと好きな事はイタズラかな~」 月詠サーヤの第一印象は、『自由・イタズラ好き・小悪魔』という感じだ。 アリス「姫宮アリスよ。好きな事は1番になる事! 嫌いな事は負ける事! マスターにだって1番は譲らないわよ!」 姫宮アリスの第一印象は、『勝負好き・負けず嫌い・物怖じしない』という感じだ。 みんなの自己紹介が終わり、私はありがとうとお礼を言う。 クセが強い子もいて、少し困らされそうな予感はあるが、それぞれみんな良い子たちのようだ。
良い
エロい
萌えた
泣ける
ハラハラ
アツい

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