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第5話 「語感」について

「語感」とは、その文字から受ける印象の事です。 小説では、文字から受ける印象をうまく使って、より多くの情報を読者に伝える事ができます。 文字を読む時や書く時に、語感を意識してみましょう。 ■漢字の開き閉じ 「漢字の開き閉じ」とは、「漢字」にするか「ひらがな」にするかという事です。 漢字で書ける言葉を、ひらがなで書く事を「開く」と言い、漢字で書く事を「閉じる」と言います。 漢字にできる文字を全て漢字にしてしまうと、漢字だらけになり読みづらくなってしまいます。 また、漢字の多い文章は印象が硬くなってしまいます。 作品の雰囲気やシーン、セリフならしゃべっている人物の印象も考えて、漢字にする割合やどれを漢字にするかを考えましょう。 「ボクは恐る恐る中を覗いた」→「ボクはおそるおそる中をのぞいた」 ひらがなで書いた方が柔らかい印象になります。 「助けてくれて有難う」→「助けてくれてありがとう」 日常的にひらがなでよく見ている文字は、ひらがなのままの方が読みやすくなります。 ■「音による語感」について 音によって、丸い印象を与えたり、鋭い印象を与えます。 ●丸い印象を与えやすい音 母音が「あ・う・お」の音。 伸ばし棒(ー)のある音。 ●鋭い印象を与えやすい音 母音が「い・え」の音。 小さい「っ」の入る音。 ■「表記による語感」について 表記によって、柔らかい印象を与えたり、硬い印象を与えます。 ひらがなは柔らかく、カタカナや漢字は硬い印象を与えます。 ひらがな 「ありがとう」 (柔らかい印象) カタカナ 「アリガトウ」 (硬く、カタコトな印象) 漢字 「有難う」 (硬く、かしこまった印象)
良い
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ハラハラ
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