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1-38.ケルアディード郷外交官、マノン・ケラー

(あーあ、退屈ぅ~)  そんなことをまたぼやいてみる。  まあ勿論声には出さない。流石のわたしでも、今ここでそんなことを言うのがどんだけ不味いかくらいは分かる。  何せ、“戦争”があったのだ。  昨日。    戦争、なんて言っても、まあそれは帝国人あたりの感覚で言わせれば、「小競り合い」程度のものだろう。  双方の戦力はせいぜい100~300。  しかもこちら側の死者は僅か5名。いや、その前の“襲撃”の際の死者を入れれば6名か。  生き死にの重さを安易に数で語る程には愚かじゃない。  100人の死というのは、「100人が死んだ」のではなく、「1人の死が100件起きた」のだし、6人の死というのも同様だ。  それぞれの6人の中に、わたしが親しくして居た者は居ない。だから、正直わたし自身は彼らの死に格段の衝撃はない。  レイフが膝から下の足を失うという重傷を負ったことは聞いている。そのことは辛く悲しく思うし、また命までは失わなかったことへの喜びと感謝もある。  ただ、それに較べればはるかに軽傷とは言え、わたし自身最初の襲撃の際に負った怪我もあり、ここ一週間ほぼ寝たきり。  戦争が起きたと言われても実感も何もないのが正直なところ。    寝たきり、と言っても、身体が全く動かない……なーんていう話でもない。  薬や治癒術の成果もあり損傷そのものは治りつつある。まだ完全に骨が繋がってる訳でもないし、ちょいちょい痛いが、まあその程度。  ただ周り(特に姉のナナイ)が気を使って、仕事もなくベッドに押し込められているだけなのだ。    で。  ごくごく個人的な感情として、今現在もの凄く退屈だなぁぁ~~~、と。  なってしまうワケなの、よ、と。    レイフみたいに本を読んでれば時間を忘れるとか、妹のガヤンみたいに変な幻獣を召喚して1人遊びが出来るとか、そーゆー退屈凌ぎがわたしには出来ない。  とにかく人。人と会って話をして居ないと、本ッッッッ当に退屈で仕方ない。時間を持て余しすぎてしまうのだ。  なので、こうして1人ベッドで休養……なーんてのが、とにっかく性に合わない!   ◆ ◇ ◆     お昼になって運ばれてきた、美味しいけれども味気ない昼御飯をモソモソと食べる。  そう、一人で食べる御飯の味気ないことときたら! モソモソ、である。モソモソ。  トリーアやスターラも今は勉学所で、帰りにはレイフとガンボンの見舞いに寄ると言っていた。  ガンボン───レイフとガヤンが見つけてきた、変わり者のオーク。    二重の魂だとかそういう話は、わたしにはよく分からない。  弓も魔法もてんでダメ。  唯一マシなのが人とのおしゃべりで、だから外交官なんて役割をやっては居る。  ともあれ、その変わり者のオーク、ガンボンの件だ。    わたし達ケルアディード郷のみならず、闇の森ダークエルフ十二氏族は、人間含めた外部勢力とはほとんど交流がない。  モンティラーダが西方カプレートのウッドエルフと揉め事を起こし、その後友好関係になったのもここ最近、せいぜい4、50年の話。  個々に遭遇するはぐれオークや、闇の主の弟子や交流ある魔術師の従者ならまだしも、城塞に住むオーク達となど全く関わり合いになることはない。  あのオークが「変わり者」だ、なんてのも、殆ど「大まかなイメージとして伝え聞いているオーク像からすれば」、の但し書き付きだ。  まあ勿論、姉のナナイやアランディ等、外の世界で直接オークと交流のあった二人が「変わり者」の太鼓判を押しているのだから、多分実際変わり者なんだろう。    成り行きでわたしの率いる使節団に加わり、そのとき襲撃を受けた。  そしてわたしも僅かに覚えており、アランディ他の使節団員たちも覚えて居るのが、襲撃の際にガンボンがその丸っこい身を盾にしてわたしのことを守ったということ、だ。  何故? どうして?  結果として助かっては居るから、それは勿論感謝の念もある。  ただ、その理由がさっぱり分からない。    元々氏族長であり姉のナナイが直接助けてつれて来たし、またレイフがやたらと仲良くしている。  あのレイフが! だ。同世代のダークエルフ達ともなかなか打ち解けていない、あのレイフが! だ。  だもんで、連れてこられた当初には胡散臭くも思いつつ、特に害は無さそうだ程度に思われていたガンボンも、その妙に穏和でのんびりしたところからも徐々に訓練などで一緒になる若者を中心に好意的に受け止められつつあった。  それがまずこの襲撃での行いでグンと評価が上がる。  アランディなんか顕著なもので、自分自身怪我を負っても居るというのに、レイフの立てたガンボン、セロンの二人を救出する前提の計画に真っ先に賛同した。  実際に助けられたわたしですら躊躇するような計画だと言うのに!    この空気はじんわりとだが確実にケルアディード郷に広がった。  元より、氏族長であり姉のナナイは「捕虜をとられておきながら、簡単にそれを見捨てること」を良しとしない事で知られている。  それもあって、最終的にケルアディード郷の採った選択はレイフの立てた計略に乗ること。  そんなものをまだ未成年のレイフに背負わせるのか? と、わたしは反対した。  けれどもガヤンもナナイも、まるでそれしか選択肢は残されていないかに言う。  怪我のこともあり、氏族長会議で何がどう決まったかも詳しくは聞こえてこない。  ひとりだけ蚊帳の外に置かれているかのような日々。    ───が。  結果としては、レイフの計略が巧くはまり、圧勝とも言える勝利をもたらした。  死んだ者も居るし、レイフも大怪我を負ってる。それでも、誰もが自分達の“勝利”に沸き立っていた。  そしてまた聞こえてくるのが、「変わり者のオーク、ガンボン」の武勇伝だ。    ガンボンが、“狂犬”ル・シンの呪われた人狼であったということも驚きだが、それ以上に驚きなのはその人狼化後に正気を保っているというそのことだ。  普通、ル・シンに呪われた人狼は、変身すると理性を無くした恐ろしい殺戮者と化す。せいぜいは同じ人狼同士で争い合わない程度で、後は目につくものは全て狩りの獲物、だ。  しかしガンボンは、野営地跡にて人狼化をしたものの、何と誰ひとりとして殺していないというのだ。  味方であるダークエルフは当然として、打ち倒した敵のことすらもだ。  爪も牙も使わずに、組み討ちの格闘と咆哮だけで、敵のゴブリン達を無力化してしまったのだという。    信じられる? けど、信じるしか無い。  咆哮はまだ分かる。呪われた人狼の咆哮は、ドラゴンのそれに匹敵する恐怖を聞いた者に齎す。咆哮そのものに魔力があるのだ。  しかし格闘? 組み討ちで無力化?  何なんだ! もう、みんなでわたしを騙すために最初から仕込んでいたと言われる方が、まーだ説得力がある!    さらにはガヤンに言わせると、ガンボンが人狼化しても理性を保てる理由の一つが、三美神の指輪による“加護”によるらしい、との話も広まり、もはや今のガンボンはこの郷の中では英雄扱いだ。  ヒドゥア、ウィドナ、エンファーラの、我等ダークエルフの信仰する三人の女神、三美神。  その加護を受けた指輪を所持しているとなれば、あのオーク、ガンボン自身が三美神の加護を受ける特別な存在───ここの者ならば皆そう考える。  しかし! だ。  数回ほど会ったことのあるあの丸ぷにオークが、わたしがベッドで寝込んでいる内にそんな英雄豪傑扱いになっているとは!  ……解せぬ!  何か、ものすごく色々と釈然としないじゃないのさ!?    でもってやっぱり、最初の話に戻る。  超~退屈!   ◆ ◇ ◆   「おーう、行くぞー!」 「……はァ?」 「氏族長会議」 「えぇ?」    超~退屈、なんて愚痴ってたせいか、姉のナナイが突然やってきたかと思うと、そんな無茶苦茶なことを言い出す。  ちょっと待て、わたしはまだ歩くと肋骨が痛いし、そもそもあんただって……というか、あんたの方が重傷でしょうが!?  会議と言っても当然貝を使った遠隔でのものだろうし、内容だって多分昨日の戦の報告だろう。  今回の戦いは公的には十二氏族全体の物ではなく、あくまでケルアディード郷単独でのもの。ただ会議を通して決まったものなので、各郷から検分役が来ていた。  その検分役は昨日の野営地跡にも来ていたけれども、彼らの役目はあくまでケルアディード郷がどのように始末をつけたかを確認し報告することで、極端な話我々が負けたとしても、彼ら自身の自衛以外では戦わない。  戦いが終わり、検分役の半分は既に各郷へと戻っている。  そして彼らの報告と我々の報告がそれぞれ食い違いないのかどうかを、会議で確認する。    なので、そんなただの報告業務のような会議に外交官であるわたしが出なきゃいけないなんてことは無い。  というかナナイ自身の怪我を踏まえれば、報告なんて代理を立てても構わないはずだ。 「何、ちょっ、何なの?」  抗議の声にも「まあまあ」と取り合わないナナイに、既に諦め顔で付き添うエヴリンドたち。  繊細にして虚弱で薄幸の美女たるわたしは、左腕を抉られ(うえぇぇぇ~!)て翌日に、郷内をあちこち歩き回れるよーな姉とは違うのだけども!?      あひーうひー、と、痛みに耐えつつ会議室へ。  到着すると既に他郷の氏族長達は遠隔会話の魔術具を使い待ちかまえていたかに勢揃い。  外交官として全員顔見知りではあるけども、こんな状況でというのはまず経験がない。  まずは、と、護衛兼補佐官でもあるエミリの方から、大まかなあらましと被害その他の報告が行われる。  その後は細々した質疑応答。  些細な誤伝達はあったものの、大筋では正確に伝わっているようだ。    その上で、やはりまず質問の多かったのがガンボンの件。 「その者が穢らわしい人狼というのは本当か?」 「人狼化しても正気を保つなど、有り得んぞ!」 「そやつを儂の実験用に寄越せ! 人狼がどの程度我が火炎魔法に耐えうるか調べるのだ!」  最後のお馬鹿はジーンナに軽くボコられて口を噤むが、ガンボンの人狼化は我等ダークエルフの守護神である三美神の加護により制御出来ていると言われれば、長老含め誰も文句は言えない。    そして次に多かったのは、ユリウスと名乗っていたゴブリン……の、“振りをしていた怪物”の顛末と、残った群れの処理について、だ。  我々ダークエルフを襲うようになったゴブリンの群れは、放っておけばまた襲いだす。  なので、そうなった群れは巣ごと毒なり火なりで殲滅する……というのが、“いつもの手筈”だ。  しかし今回はそれをしなかった。  何故か? 彼らはその納得のいく理由を求めていた。   「貴女の望んでいた捕虜たちの奪還は成功したのでしょう? なら、後は全て駆除するだけじゃないかしら?」  もっともな疑問だ、と、わたしも思う。  これに対し、ナナイはうーん、と一旦思案。それから、 「コレに関して、アタシから巧く説明出来るかッてーと、自信は無いンだけどさ……」  と前置き。 「まず、ユリウスを名乗ってたゴブリンは、普通のゴブリンじゃなく闇の主が作り出した怪物で、ゴブリンを食べたことでその知能を手に入れた者だった……てな話は、検分役から聞いてるよな?」 「ああ。まあ……にわかには信じがたい話だけどな」 「儂はあやつがけったいな人造生物造りをしとったのは知っとるからな。まあ有り得ん事ではなかろうよ」  獄炎のキャメロンは闇の主トゥエン・ディンの弟子でもある。高慢を絵に描いたようなキャメロンが、頭を垂れて教えを請うほどに闇の主は魔術師として破格の存在だ。まあそれもあって、本人の居ないところではまるで友人であるかに語るのだけども。 「結局、そいつは殺せたのか?」 「うーん……その辺は、よく分からんのよね」  ガンボンが締め付け続けた後に、そこに残っていたのは何の変哲もない小さなゴブリンだった。  周りに居た者達は、ナナイやガヤンも含めて、そいつが「小さく変化した」のを確認している。  意識を失っていたそれが、本当に先程まで暴威を振るっていたユリウスと同じ者なのか? 術士たちは様々な観点で調べたのだが、そのゴブリンからは“怪物”であったらしい気配も何もかもが失われていた。  さらには、近くに隠れていた盲目のゴブリンシャーマンが、錯乱した様子で「ユリウス様の二重の魂が失われた!」と嘆き悲しんで居て、誰もがそれをどう捉えて良いのか分からなかった。   「ただまあ、ガヤンが言うには、多分もうユリウスみたいなのが現れることはまず無いだろう、ってことなんで、そこら辺は信用して貰うしか無いかしらね」  こういうとき、ガヤンの名前の信頼度は高い。  本人が出てくればもっと話も早かろうけども、こういう場には絶対に出てこようとはしないのだ。   「で、群れの方の話、なんだけどね」  そう、そこだ。 「ユリウス以外の、奴の腹心だったゴブリン達も、まあ異常なんだよ。  ただのシャーマン、ホブゴブリンにしては知能が高すぎるし、身体能力に魔力、魔法の練度……それに行動様式と……。  とにかくあの群れは、全てにおいて有り得ないよーな群れだ」  その辺りは検分役からも報告は行っているようだ。  わたしだって簡単には信じられない話ではある。  ゴブリンがまるで帝国歩兵のように陣を組み指揮に従った戦闘を行う……なんて話は。 「だからこそ、早めに駆除すべきだろう?」 「いや、だからこそ残せ、と、ガヤンもレイフも言ってるんだよね」 「は?」  議会の他の皆の反応はごもっとも。わたしだってそう思う。はぁ? だ。   「今のは……私達の聞き間違いかしら? ナナイ。  何故異常なまでに危険なゴブリンの群れを残そうとするの?」 「んー。  まず一つに、“闇の主の造った怪物”の影響が無くなった時点で、群れの驚異度は半減している……と、言うのよ」 「だから、放っておけと?」 「んにゃ、逆。  驚異度は減ったけど、ユリウスという存在によって、これまでにはないゴブリンの独自文化を持った群れが残ったのだから、それを調査、利用しない手はない……と、言うンだよね」 「……文化? ゴブリンが、文化……だと?」 「馬鹿馬鹿しすぎる! 何を言うのかと思えば……」  失笑、というか、苦笑、というか。  しかしナナイはそれに対し、 「あ? 誰だおい、今、ガヤンとレイフを、馬鹿だっつったのは?」    ……あー、触れちゃった。  その迫力に、氏族長達は急に押し黙る。  ナナイは自分が小馬鹿にされたり侮辱されても、そんなにたいしては怒らない。  しかし家族、身内を虚仮にされることには物凄く敏感に反応するのだ。   「い、いや、誰もそうは言っては居ないよ。  だが、その、ゴブリンの文化と言われても正直良く分からないし、それに……それを残す利点は何だ?」  マキュシオスが巧いこと矛先をかわす。 「ん、あー、丁度良い。  マキュシオスはカプレートと交流が深いよな?」  西方にあるウッドエルフの部族、カプレート。  今回の件では、ユリウスに王子ティヴォートが密かに殺され、また辺境伯による拐かしからアリエーラ姫が救われたことで、その策略に利用されかかっていた。 「コーンソート公が、いくら娘が助けられ、また辺境伯マーヴ・ラウルに自分の息子が殺された、と誤解したからと言って、明らかに異常なゴブリンであるユリウスの口車に乗せられたというのは、ちょっとおかしいと思わなかったか?」  まあ、普通ならゴブリンと同盟を組む、なんて有り得ないだろう。 「だが……うぅむ、まあ……なァ……」  マキュシオスもそう言葉を濁す。 「ただ、コーンソート公は知っていたんだよ。ゴブリンのことを。我々ダークエルフ以上に、ゴブリンの生態について」    ケイル・カプレートによる、ゴブリンの生態観察記録。  ケイルの親族であるコーンソート公は、その内容を知っていた。  そして知っていたからこそ、ゴブリンとしては異常なユリウスのことを、「環境、影響によっては、ゴブリンですらこのようになれるのか」と、納得し受け入れてしまった。  それは結果からすれば間違った判断ではあったものの、仕方のない事でもある。  だが───。   「ま、機会があったらアンタらもケイルの本を読んでみてくれ。  レイフは確か、マキュシオス経由でコーンソート公から写本の一冊を借りたはずだしな」  本はとてつも無く稀少だ。本好きのレイフの為に、ナナイもわたしも、色んなところから本を借りている。勿論貸し出し料を払ったり、対価として贈り物をしたりしているのだけども。 「んで、な。  こっから先……が、本題なのよ。  ケイル・カプレートは、ゴブリンが周囲の影響で、その生活様式を一変させる、というところまでは研究したのさ。  けど、積極的に影響を与える場合どうなるか……? については、まだ研究してないワケ」  それは……まあそうだろう。 「ユリウスという一人の存在で、ただのゴブリンの群れが帝国兵のように変化したんだ。  じゃあ、アタシらダークエルフが積極的にゴブリンの群れを“教育”したら───どーなると思うよ?」  ざわざわとしたざわめき。   「そ、そんな、危険だろう? ゴブリンなんぞを賢くして、我等に牙をむいたら……」 「おおっと、いつも『たかがゴブリンなんぞ、我々ダークエルフにとってみれば何ら脅威足りえん』とか言ってるのは、どちら様でしたっけ?」  ゴブリンは脅威足り得ない……は、確かにダークエルフの基本認識。それを自らひっくり返したりは出来ないだろう。 「しかし、その……どうすると言うんだ?  まさかダークエルフ郷に迎え入れる、などと言うわけにもいかんだろう?」 「そうだ。そんなことこそ有り得んぞい!」 「ん。  だからね。考えたね、アタシ。  んで、決めたのよね」  む……?  何か……何か嫌な予感がする。  この感じ、この気配……。  またナナイが、ろくでもない事を考えついたときの感じ……だ。   「アタシ、ゴブリンクイーンになるわ」   「「「「……はァ~~~~~~~~!!??」」」」    ……やっぱり、ろくでもない事を言い出した。   「アタシがさー。何人か連れて行ってさー。  ちょっくらゴブリン共を鍛えてみてさー。  まあそれで、そこそこ使えるよーになったら、後はおいおい……でね」   「んな、バカな……」 「ふ、ふざけとるのか!? そんなこと、出来るわけ……」 「そもそも氏族長だろうが、お前は!?」    そーだそーだ、何を言ってるんだ、我が姉ながら!    口をパクパクしつつも、心の中では非難轟々。  全くもって、ろくでもないことを言い出す……と、思いきや。  ナナイの「ろくでもないこと」は、この程度では終わらなかった。   「おう。だからさ」  ここで、ナナイは不吉極まりない笑みを向けながら、わたしのところへやってくる。   「収穫祭終わったら、氏族長はマノンに譲るわ」    …………はァ~~~~~~!!??    
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