6 / 16

[贈り物]

[贈り物] 優希「ただいま」 優希(はぁ……ほんと今日はいろいろあって疲れたな。話したこともない委員長に絡まれたかと思えば綾乃が教室に押しかけてきて……。まあ、うまい弁当食えたから文句はないんだが……。) 綾乃「おかえりなさい、兄さん」 優希「あ、もう帰ってたのか」 綾乃「はい、兄さんより早く帰って帰りを待つのも妹の役目ですから」 綾乃(デュフフ、まるで夫をまつ妻みたい……/////) 優希「そ、そっか」 綾乃「それにしても兄さんは遅かったですね」 優希「ああ、少しやることがあって」 綾乃「クラスでも浮いていて帰宅部の兄さんがやることですか? まさか……誰もいない教室で女子の縦笛を……」 優希「いやいや! 少し買い物してただけだから!」 綾乃「怪しいですね」 優希「ほんとは晩飯のあと渡すつもりだったんだけどな」 綾乃「……えっ?」 優希「なんていうの? ほら、弁当のお礼つーか、なんていうか。 これからしばらく2人で生活していくし、迷惑もかけると思うから……その……悪ぃ言葉出てこねーわ」 綾乃「……開けてもいいですか?」 優希「好きにしろよ」ポリポリ 綾乃「リボン……ですね」 優希「綾乃って髪長いだろ? 綺麗な黒髪だし下ろしててもめっちゃ可愛いけどさ……。 結んでみてもいいんじゃないかって思って」 綾乃「……」 優希「あ、あれ? もしかして気に入らなかったか? 」 綾乃(お兄ちゃんが私のことかわいいって言った!えへへ) 綾乃「いえ、とっても嬉しいです」マンメンノエミ 優希「ならよかった」ニコ 綾乃「私の宝物にします」 優希「俺としては使ってるところが見たいが、まあそれはもうお前のもんだからな」 綾乃「兄さん」 優希「ん?」 綾乃「ありがとうございます」 優希「おう、頼りない兄貴だと思うが改めてよろしくな!」アタマポンポン 綾乃「はいっ!」 優希(喜んでくれてよかった……。こういうの売ってる店詳しくなかったから葉月さんに聞いたんだよな……。 まあ、おかげで葉月さんにも買うハメになってしまったが……。) 綾乃「でも意外でした」 優希「ん?」 綾乃「兄さんリボンとか詳しかったんですね」 優希「」 綾乃「兄さん?」 優希(どうしよう……正直に葉月さんに聞いたって答えるべきなのか? でも、あんまり仲良さそうじゃなかったし……) 優希「ま、まあな」ニガワライ 綾乃「なにか……隠してます?」 優希「な、なにも」 綾乃「……」ジ- 優希「な、なんだよ……」 綾乃「まあ今日のところはいいです」 優希「お、おう」ホッ 綾乃「今ほっとしましたよね? やっぱりなにか隠してるんですか? そうですよね? 私に言えないことなんですか? どうなんですか? ハッキリしてもらえませんか?」 優希「」 綾乃「沈黙は肯定とみなしますよ?」 優希「じ、実は……」セツメイ 綾乃「兄さん」ハイライトキエ 優希「は、はい……」 綾乃「次は許しませんからね。私へのプレゼントは兄さん自身が考えてくれた物の方がたとえ変なものだったとしても嬉しいです」 優希「……はい」 綾乃「でも! 今日は兄さんが可愛いって褒めてくれたり、お弁当食べておいしいってたくさん言ってくれたので許してあげますっ!」ニコ 綾乃(あのストーカー女の助言ってのが気に入らないけど……。) 優希「そ、そうか……」 優希(一瞬命の危険を感じたがどうにかなったか……。) その後、葉月に買ったものが綾乃に見つかりさらなる追求を受けたのはまた別の話。
良い
エロい
萌えた
泣ける
ハラハラ
アツい

ともだちとシェアしよう!