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[愛妹弁当]

[愛妹弁当] 優希(結局、クラスのヤツらになにも説明できぬまま綾乃に連れていかれてしまった……) 優希(やだなぁ……めんどくさいなぁ。 葉月さんもなんだかキレてたし。 あれが今流行りのキレやすい若者ってやつなのか?) 綾乃「兄さん?」 優希(かわいい妹ができて嬉しい反面面倒なことが増えたかもしれないな……) 綾乃「兄さん!!」 優希「うおっ! な、なんだ?」 綾乃「せっかく私と2人でいるのですから自分だけの世界に入らないでください」 優希「わ、悪い……」 優希(いかん、また綾乃に怒られてしまった……。俺の悪い癖だな) 綾乃「初めて会ったときもそうでしたよね? 一体何を考えているんですか?」 優希「別にたいしたことは」 綾乃「じー」 優希「なに、どうしたの?」 優希(そんなに見つめられると照れちゃうだろ……。妹とはいえかなりの美少女なんだから……) 優希(スタイルはまあ……あれだけど。) 綾乃「今とても失礼なことを考えませんでしたか?」 優希「い、いや? 」 優希(何この子エスパーなの? 人の心読めるの?) 綾乃「別に特別な力なんて必要ないです。 兄さんはすぐ顔にでますからわかりやすいだけです」 優希「ああ……そうですか」 綾乃「兄さんの残念な頭は置いておいて早くお昼ごはんにしましょう」 優希「」 綾乃「はい、これ兄さんの分です」パカッ 優希「ありがとな」 優希(何この弁当!! なんか光って見える!!) 綾乃「これがいわゆる愛妻弁当ならぬ愛妹弁当と言ったところでしょうか」ニコッ 優希「綾乃って……ほんとすごいんだな……」 優希(もうこれプロレベルどころか鉄人レベルなんですが……。 高級レストランの料理が霞んで見えるぞ。 行ったことないけど) 綾乃「ふふっ」 優希「じ、じゃあさっそく頂きます」テヲアワセ 綾乃「どうぞ」ニコニコ 優希(まずは大好物の卵焼きから)パクツ 優希「」 優希「」 綾乃「……兄さん?」 優希「結婚してくれ」 綾乃「えっ!? に、兄さん!?」 優希「……はっ!!」 優希(あまりの美味さについ求婚してしまった……。妹に……) 優希「す、すまん! ついな……」 綾乃「い、いえ……」テレ 綾乃(ぐへへ、お兄ちゃんが私にプロポーズ……///// えへえへ)キリ 綾乃「お口にあったようでよかったです」 優希「すげーうまいよ。 こんな感想しか言えない自分が情けないけどな」 綾乃「兄さんに詩的表現なんて似合わないのでそれでいいんです。 美味しいって言ってくれるだけで私は嬉しいのですから」 優希「……綾乃」 綾乃「ふふっ、残りも食べてくださいね」 優希(親父たちが新婚旅行に行かなかったら、俺はこの綾乃の弁当を食うことにはならなかったのか……。いつもいきなりとんでもないことを言い出す親父だったけど、今回ばかりは素直に感謝だな……) 優希「ごちそうさまでした」テヲアワセ 綾乃「お粗末さまでした」 優希「ほんとどのオカズもうまかったよ、ありがとな」 綾乃「ふふっ、こちらこそ」 優希「あ、あのな……綾乃」 綾乃「はい?」クビカシゲ 優希「綾乃さえよければなんだが……その、また弁当作ってくれないか?」 綾乃「ふふっ、頼まれなくても毎日作ってあげます」 優希「ありがとな」ナデナデ 綾乃「はい」 綾乃(お兄ちゃんのナデナデキタ━(゚∀゚)━!) 綾乃(ハァハァ……ソンナ……) 綾乃(コンナトコロデ……オニイチャンノテアッタカイ……)キリッ 優希「よし、そろそろ戻るか」 綾乃「そうですね」 綾乃(ちっ! 私とお兄ちゃんの2人だけの時間が終わる……) 優希(つい頭撫でちゃったけどよかったのかな? 綾乃って基本無表情だから感情が良くわからんな……。 ) 優希「じゃあまた後でな」 綾乃「はい、兄さん」 テヲフリフリ その後教室に戻った俺には死線+質問攻めという精神即死コンボが待ち受けていたことは言うまでもない。
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