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第6話 ◆ビズラとの遭遇
誠 「…w どうやら気のせい…」
と言いかけた言葉をさえぎって
オブジェ「( ゚д゚)ハッ! 後ろだっ‼ 誠っ‼ 」
ビズラ 「ガァゴゴゴゴゴォォォォー~ーーっっ❗」
誠とスズカの背後から見たこともないような化け物が、お約束のように姿を現して二人に襲いかかってきた❗ビズラだ!
スズカ「 キャァァァァァ‼」
一番強いはずのスズカ、頭をかかえて、しゃがみこむ❗
誠 「くっ❗」
パンっパンっパンっ
どこが何か、何がどこなのか、そんなことはまったく視野にいれる余裕はなく、ただただ銃を撃ちまくった!
ビズラ「ギィィガァ~ーー グゴゴゴォォォ」
奇妙な声を発して、緑の液体を口から噴射している。
誠 「スズカ、危ないっ‼ 」
スズカ「あ、あ💦」
気が動転しているスズカはオタオタしているだけで、誠に引っ張られて、よろける始末、オブジェはイレクトバーを振りかざして応戦する!
オブジェ「誠っ❕ スズカを連れていけ❗」
Gコードを限界まで上げるとバチバチっとイレクトバーから火花がうねる‼
ビズラ「ググルルルルっ」
オブジェ「こいっ、こっちだ❗」
わざと大振りしながら、ビズラを自分のほうに引き付ける
誠 「 オブジェっっ💦 くそーっ💦 カッコつけてんじゃないよぉー、ったく💨」
パンっパンっ、パンっパンっ
今度はしっかり狙いを定めて撃ちまくる❗
ビズラ「ガガァガァァア❗グウォォォ❗」
とりあえず痛いのか、、振り返る、しかし致命傷にはまったくもって至らないようだ。
誠 「だめだね、9パラ使えませーん。グロッグなんて持ってこなきゃよかった。ーポイっー お宅なに持ってる?」
スズカ「 えっ💦…武器?これしかないわ💧」ーイレクトバーを差し出すー
誠 「えーー💦💦 俺もああやって戦えって?ムリぃ💧、やつは棍術の達人だから、それでもなんとかやってんだろうけど、でも倒せそうにないし💦」
ビズラ「グォォォ~ギョオオオ~」
そうはいっても、やるっきゃないと、イレクトバーをスイッチオン。威力は低いが遠隔攻撃のできるウェーブ形態にして立ち向かう❗
シュルルルルルーーーン
ビズラ「ギィグオオオオガゴゴォグォォォ~~!!」
バチバチバチっシュュューゥゥゥ!
焦げた臭いが辺りを包む。
毛や皮膚が焼け焦げても怯む様子もなく、逆に怒り狂って誠のほうに向き直る!
誠 「 ギョッ 😱❕」
オブジェ「…💦 誠ぉぉ!!」
とっさにオブジェはイレクトバーをウェーブに変えて、ビズラを押さえつけると自分の銃を誠に放り投げた❗
誠 「ッッ❗撃ったって効かないって~💦」
それでも銃に飛びついて構える❗ズシッと重い、両手を添える。
デザートイーグルか!これならイケるかも!
ビズラ「グルルルルルゥゥゥゥゥーー! 」
ビズラは狂ったように暴れまくり、ウェーブをひきちぎり誠たちめがけて突進していった❗
スズカ「 ((( ;゚Д゚)))きゃぁぁぁぁ!!」
誠 「 ‼ 」ギリッッ ―唇を噛み締めてー
ドゥンっドゥンっドゥンっ
すさまじい破壊力を持つ50AE弾が火を吹いてビズラの体を貫いてゆく!
ビズラ「ギュゴオオ‼ 」
殺ったか❗
とみんなが一瞬思うことさえ許さぬように、ビズラは尚も飛びかかってくる❗
ドゥンっドゥンっドゥンっ
近けりゃ近いほど殺傷能力が上がるというものだ!
オブジェ「ダメだ❗逃げろっ」
誠 「どこによー💦」
誠は、動かないスズカをかばって銃を撃ち続ける!
壊れかけたウェーブで尚もビズラを押さえようと必死のオブジェも限界だった!
オブジェ「💦💦スズカァァ❗❗カデッチだっ❗」
スズカ「 はっ!」
言われてスズカは目覚めたように立ち上がると誠を突き飛ばし両手を大きく広げて構える!
グゴゴゴゴゴオオォォォ
空が唸り雲が覆う!
崖っぷち状態のコントロール不可のスズカ、最高電圧数GVが渦巻き100kAの電流をはなって容赦なくビズラに叩きつけた❗
ビカッァァバリバリバリィィィィィィ
ビズラ「❕❕ ゲェぇぇピィィィィィィ~ーーっ
っ」
ブチッ ブチッ ぶぁっっん❗❗
ビズラの体は空中に持ち上がると破裂して千切れとんだ❗
スズカ「はあはあはあはあ… 」ーふらっー
放出しきったスズカ、意識が途切れて倒れこむ。駆け寄ったオブジェがそれを支えた。
オブジェ「スズカっっ」
スズカ「…💧わたし、やり過ぎちゃった、いつも教官に怒られてたのに…みんなケガはない💦」
キリキリ怒って上官風を吹かせていたスズカが、か細い声で二人の心配をしていた。オブジェと誠は顔を見合わす
オブジェ「 大丈夫だよ。よくやってくれた、美木さまのお陰で助かったよっ」
スズカ「 スズカでいいわよっ、いまさら💦」
誠 「 いや~ホント、すごいね⤴お宅に武器は要らないわ🎵 ハッハッハッ」
しりもちついて呆気に取られてた誠も笑顔で二人のそばにくる。
そしてスズカの頭を優しく撫でた。
スズカ「…💧」ー泣きそうな顔ー
誠 「よしよし」
スズカは誠にも腕を伸ばし、無事を確かめ合うように三人はしっかりと抱き合った。