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第2話 ◆レイラとユキホそしてハチ
岩のゴロゴロある乾燥した山岳地帯にレイラとユキホは投げ出されていた。岩場の心地悪さに目を覚ます。
レイラ「なんだ? ここはっ?」
あまりの環境の変化に目をみはりレイラは思わず声を出す。
ユキホはその声に驚き、飛び起きると地面を蹴って跳ねあがる。超人の脚力を誇る持ち主は素晴らしいジャンプ力を披露するものの足場の悪さに着地に失敗、バランスを崩して大袈裟に転んだ。
ユキホ「うわぁっ? 」
レイラ「 …何をしてる? 」
ユキホ「 ?学校に遅刻する夢見てたんだよ? おめえがでけぇ声出すからっ」
ビックリして起きたと言いたいらしい。
レイラ「ふっ… 下らないこと言うな… まわりを見ろっ。」
ユキホは素直にまわりを見渡した。
そびえる山々が立ちふさがり、見下ろす行方はジャングルが、はびこる正に大自然のど真ん中だった。
ユキホ「どこだっ?! ここ? キリコはっ? 」
レイラ「…はあ?」ーこめかみをおさえるー
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その頃、ハチは湖から南西に広がる森の中をさ迷っていた。
ハチ「 チッ!」
ドーム内で起きたあの異様な事態、『後を追いなさい!』総帥の一声でこの始末、一体どこまで飛ばされたのやら、、、、
とまるでハズレくじを引いたような、ついてない気分のハチ。舌打ちして手にする小枝でまわりを打ちのめしながら歩くのでした。
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