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第9話 下山だよー

グリーウェ「 …うう っっ。」 さぁ、降りようというその時に、前かがみになって、明らかに様子がおかしいグリーウェ シャンソナ「どうしたの?」 ユキホ「まさか、ボー先生みたく尻筋いてーのか?」 ハチ「 アハハ!そりゃいいねっ」 ボケをかましても反応はない。 グリーウェ「 うう… 」 スズカ「うなってないで早く答えなさいよっ!」 イライラしたスズカはグリーウェを覗きこむ。 グリーウェ「わからない、MV系統の警告シグナルが出てる、モニターに何か制御システムの端子配列が…」 ユキホ「なにいってんだ?こいつ 」 ハチ「 鉄のかたまりはこれだから。」 グリーウェ「(怒)私は鉄じゃない、ブラックディカー合金……」 グリーウェは一点を見つめて停止状態だ。 シャンソナ「そんなこといいから、どこか故障なの?」 グリーウェ「体が…動かない。」 ユキホ「電池切れか?」 ハチ「誰か充電器、持ってないのかい?-w」 意地悪く笑うハチ しかし、グリーウェは反応しない。 スズカ「ちょっと!こんなとこで止まんないでよ!」 ペシペシっ グリーウェの背中を叩く グリーウェ「あんた…の…カデ…ッチのせい…よ。」 まるで絞り出すようにやっと喋る スズカ「なによ、人のせいにしなさんなよ! 極微《ミクロ》の作るもんなんて、所詮ガラクタね!」 グリーウェ「…∞$&%£¢」 もはや言葉になってない言葉である ユキホ「あ、とうとう壊れちまった!」 シャンソナ「 グリーウェ!しっかりして!」 グリーウェ「…」 グリーウェの意識は無い ハチ「うわっ、すっごい重いよ!こいつ」 ハチは、傾いてしなだれかかるグリーウェをかろうじて支えている スズカ「どーすんのよ!これから降りてかなきゃいけないっていうのに! この重量級!」 シャンソナ「あらゆる戦闘シーンを想定して、わざわざ重くて頑丈な金属を各部プロテクターに使ってる。ってドリガル博士は言ってたわ。」 ハチ「あたいらじゃ、無理だね。ほっていこう!どーせそのうち目を覚まして追いかけてくるさ。」 ユキホ「じゃ行こう!」 ユキホはうんうんとうなずいて、さっきのすごい勢いで追いついてきたグリーウェを思い返す スズカ「そうだといいけど、もし、起きなかったら、もう一度ここに回収しに来なきゃいけなくなるんじゃないの?」 ハチ「冗談じゃないよっ!こんなとこ二度とごめんだね! 」 ユキホ「そうだよ! 山頂にはなんかあるかと思って頑張って登ったのによぉ! なんにもねぇーし、こんなとこ、もうぜってーこねぇ!」 横たわったグリーウェを囲んでみんなは思案する。 スズカ「グリーウェを置いて行ったら、そうは行かないわよ」 ユキホ「 なんでだよっ」 スズカ「そりゃ戻ってこなかったら、絶対ミレイユは心配するに決まってるでしょーが!それで、なんでそんなところに置いてきたのって、話になるわよ。」 そうだ、きりこならきっと怒る! とユキホは青い顔をする シャンソナ「 私が飛べれば一瞬で帰れるんだけど、調子が悪い上に、行きにパワーを使い果たしてとてもこんなのを連れて飛べないわ。」 ハチ「まったく!役に立たないね~、じゃどうすんのさ!」 スズカ「ノータリン猿!お前が持ってくしかないわよ」 ミレイユに怒られるのは嫌なので素直に言うことを聞くことにします ユキホ「もぉ~、しょーがねぇなぁ。」 ユキホはグリーウェの腕を掴んで、無造作に担ぎ上げた。 100Kは超えるヘビーbodyだが怪力ユキホには軽々と感じられる。 ハチ「なんだいっ、それなら早く持ちなよ!」 みんなはやっと下山にこぎつけた、と階段を降りて行く スズカ「ゆっくりでいいわよ」 ハチ「 転ぶんじゃなよ 」 スズカたちは後ろを振り返り、ユキホに声をかけた。 ユキホ「 めずらし、心配してんのか? 気にすんな、こんなん羽布団ぐれーかりーわ 」 ハチ「バカ! あたいらんとこに転がってきたら、ひとたまりもないから言ってんだよ」 ユキホ「 (`Δ´) なにぃ!」 シャンソナ「前を歩かせればいいいのよ。」 ユキホの後ろからくるシャンソナはニッコリしている。 スズカ「あっそうよね!」 ハチ「そうだね、早く前、行きな!」 ユキホ「(`Δ´)もぉ、ひでーやつらだ!」 かけ上がってきた行きとはうってかわり、何だかんだ言いながらグリーウェを抱えるユキホを見守りボテポテと降りる登山道でした。
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