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第6話 山の施設 子犬もいたよ

しばらくトイレで遊んで、来た道を戻って研究センターの敷地内に入って行く。 みんなは建物前の自販機で飲み物を買った。 シャンソナ「あ、すいません、この先って通り抜けできるんですか?」 施設のスタッフらしき人間に声をかける。 岨 「Σ?…この先ってこっちのことか? ここは黒龍の診療所に行くだけで行き止まりだ。」 敷地内の東の方向を指差す。 グリーウェ「あ、岨じゃないっ」 岨 「あ、まりさん」 グリーウェの本名は竜崎 真梨だ。岨は黒龍の職員。 なんと征弄の研究センターと黒龍の診療所が仲良く隣り合っているとは……。 いったい、どういったことが行われている機関なのか。 スズカ「お待たせ。」 SA資料の山を受け取ったスズカがセンターから出てくる。 シャンソナ「センターの横に診療所もあって、あなたたちの用事は一辺に済んで良かったじゃない!」 グリーウェ「まあね、あのケースから解放されてせいせいしたわ。」 センターから書類を受け取り、診療所にケースを渡し、ここでの任務を完了した五人は缶ジュースを飲みながら、施設を後にした。 ハチ「冬野!さっきのトコで手とか洗ってくりゃよかったじゃないか!」 冬野はユキホの名字。 ハチはユキホが犬臭いのでイライラして嫌な表情をむける ユキホ「そんなん、悪いだろ」 とか言っているが、自分が面倒くさいだけである。 シャンソナ「車が臭くなる!」 ユキホ 「じゃ、お茶かけて洗っとく」 道路は牛の道にさしかかる。 グリーウェ「ねえ、帰りはこの遊歩道やめて、このまま車道降りていけば?」 ユキホは地図を見ている シャンソナ「そうねぇ、これ以上、糞をつけられたら車に乗せられなくなるしね。」 スズカ「ノータリンより、グリーウェを洗わせるべきだったんじゃない?」 ノータリンイコールユキホ。 ユキホ「そんなイコール要らねーし。」 ハチ「?…なにいってんのさ。…犬臭い、牛臭いじゃかなわないよ。しかも、うんこだしね 笑っ」 アハハハっとシャンソナたちは笑う グリーウェ「( 怒 ) うるさいわね!!(`Δ´)、もう落ちたわよ!」 ユキホ「あーだめだ、牛のとこじゃないと、このまま降りていくと違うとこにでちまうからな!」 やっぱりみんなは牛のいる遊歩道へ向かった。 スズカ「もう、足元よく見て、気をつけて歩きなさいよね。」 スズカの言いつけ通り、うんこを踏まないように最善の注意を払いながら牛の道を進んでいく。 シャンソナ「はぁ、疲れたぁ、牛の糞、気にして歩いたから余計疲れた。」 そして二匹の犬のところまでもどってきた。 子犬「くーーん」 かわいい顔で尻尾を振りながら五人を出迎える。 ユキホ「帰ってきたぜ~ー、ワンコぉ」 ユキホは犬たちに駆け寄ってじゃれあう シャンソナ「あーあ、またやってる」 スズカ「ノミがつくわよっ、やめなさいよ!」 黒いちび犬は上目遣いでグリーウェを見た グリーウェ「なんて顔して見てるわけ?可愛いげのない犬ね。」 シャンソナ「人間が怖いのかしら。」 犬の目線の高さに合わせて姿勢を低くしてみる ハチ「普通の人間じゃないから怖いのさ笑っ」 エーッとみんな スズカ「そうね、牛臭いロボとか、犬より獣くさいノータリンとか。笑っ」 自分で言って、大ウケするスズカ ユキホ「違うわ!こいつは喉乾いてるんだよ!なんかくれって訴えてるんだ、きっと。」 田んぼに走っていくと農業用水の太い蛇口をひねる 持っていた空缶に水を入れて犬のところにもってきた。 スズカ「ちょっと、服ぬらしなさんなよ!」 ユキホが缶から手に水を溜めて、差し出すと茶色の子犬はすごい勢いで飲み干した。 ユキホ「ほらぁこんなに喉乾いてた!」 シャンソナ「本当、なんかかわいそう。私もくんでくる。ん、硬い 」 一般の水道の蛇口と違い、ゴツくて固く閉められている、といってもさっき開けて閉めたのはユキホだが。 シャンソナが苦戦しているとグリーウェがそばにきた。 グリーウェ「軟弱ねぇ」 さすがロボ、軽々と蛇口をひねる シャンソナ「あ、ありがとう。」 ハチ「なんか他にちゃんとした入れ物ないのかいっ。見てて、めんどくさいよっ。」 ケチをつけながらも入れ物探すハチ、缶に一生懸命、水を入れてるシャンソナたち、犬に水をあげながら可愛いがるユキホ。 スズカ「ねぇ、こっちの犬にもあげたら?」 黒いちび犬はスズカと見つめあっていた。 結局、犬と戯れて、長いこと遊んでしまう五人でした。
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