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1日

「、、、、そんな事があったのか」 「すみません。こんな重い話をしてしまって」 なにか引っかかっているようなユウに疑問符を頭に浮かべながらも謝罪を入れるヒナタ。 「私なんて、いない方がいいんですよ。きっと」 下を向き苦笑いを浮かべながら呟くヒナタにユウが怒り混じりに言う。 「何ふざけたこと言ってんだ。お前が生きてるのは誰のおかげだ!! お前のお父さんとお母さんが命をかけて守ってくれたからだろーが!! 」 ビクッと驚いたヒナタだったが、ヒナタも負けじとユウに反論する。 「だってそうでしょう!? 私なんかがいたから村の人たちにこうやって迷惑がかかったんじゃないですか! 私が、私なんかがいなければ村は襲われずにすんだのに!! 」 「それが、お前の『生き方』なのか? 」 ユウがまっすぐとヒナタの目を見て言うとヒナタは少し目をそらし、沈黙した。 「それがお前がお前の母さんから教わった強い『生き方』なのか? ちがうだろ? 」 ヒナタがまっすぐとユウの方を見て言い返す。目に涙を浮かべながら。 「だったらユウさんは私なんかに何が出来るって言うんですか!! 一人ぼっちのこの私に!! 」 「分からない。でもそれはお前だけじゃない。みんなそうだ。人はみんな人生で『自分に何が出来るか』を探して生きている。それを見つけ、それにすがって、それにすがらないと生きていけない弱い生き物なんだよ。ヒナタ、『死ぬ』ことなんて誰にたって出来る。でもヒナタがヒナタとして『生きる』ことはお前にしかできないんだ。お前の代わりなんていない。お前は唯一無二の存在なんだ」 ヒナタの中で何かが壊れる音がした。すると、今までそれにせき止められてられていた感情が一気に溢れ、それが涙となって溢れ出した。 「ユウさん、、、、私なんかにも何か出来ることありますか、、、、? 」 ボロボロと涙を流しながら尋ねる。 「、、、、そうだな。一人旅で話相手がいなくて退屈してたんだ。ひとまず俺の旅の話し相手ってことで手を打ってくれないか? あとその『私なんか』ってゆうのはやめろ」 ユウが笑い混じり尋ねるとヒナタは少し困った表情で答えた。 「、、、、それはダメです。言ったでしょう? 私は憂夢を引き付けやすいって。それじゃあねユウさんが危険な目にあってしまいます」 「俺は憂虚師だ。俺ならお前を守ってやれる 」 「本当にいいんですか? 」 ヒナタが念入りに追求するとユウがはあとため息をついた後に答える。 「大丈夫だ。もうお前を『1人』になんてしない。絶対にだ」 その言葉に緩みきった涙腺が遂に崩壊し、わーんと声を上げて泣くヒナタ。 「あーもう泣くな。泣くなって!! 」 その姿にユウは驚き、おどおどしながら少女を泣き止ませる言葉を必死に探した。 少女は涙するしかなかった。ただあの日と違う点は、そこに少女1人ではなく、慰めてくれる、大丈夫と言ってくれる仲間がいるということ。少女の一人ぼっちで迎えた長い長い1日は今日やっと終わりを迎えた。
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