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闇魔法取得!

 前回のあらすじ。  李糸の成長スピードは異常だった。 「うーん、ステータスをよーく見てみようかなあ」  そういい李糸は早速手に入れた【集中】で、自分のステータスを隅から隅までを確認してみた。  えー……と、これじゃない。 これでもない。  と数分間、周りには見えないモニターとにらみ合い。 「あ……、これだ」  と小さく呟いた。  何があったの? とサテラが言うと。 「読めない、変なスキルが隠れてた」  ];\[ という文字化けでもしたかのようなスキルが、確かにそこにはあった。 「じゃあ、そのスキルが原因で異常なレベルアップがあったわけね」 「そうみたいだな。 とりあえず、原因もわかったんだし訓練を続けないか?」 「……そうね。 それじゃあ、次の訓練ですが。 ご飯を食べたら真っ暗闇の部屋に入ってもらいます」 「また、やるのか……」  ***** 「腹ごしらえも済んだし、始めよう」 「また、入ればいいんですね……」 「そう。 あと、コツなんだけど、集中を使いながら自分の体が闇に溶けるような感じでやるといいよ」 「助言ありがとうございます! それじゃあ行ってきますね」  そういい部屋の中に入っていく。  部屋の中は言われた通り、真っ暗で何も見えなかった。  李糸は一度深呼吸をし、精神を落ち着かせてからイメージした。  闇に溶ける……。 俺は闇。 闇。 …………。  ………分かる。 今自分がどこにいて、どこを向いているのか。  正方形の部屋だったのか……。 今なら走り回っても壁にぶつからない自信がある。  ……。  走り回っても音がしない。  スキルを会得できたのか?  案外すぐに覚えれたな。 「サテラさーん。 終わりましたー!」  すると扉が開いた。 「どうだった?」 「多分覚えることができました! ちょっと確認してみますね。 えーと」  そこには確かに【シャドウサイレント】の文字があった。 そして、レベルは。 「あの……レベルが”完”ってなってます」 「もう驚かないぞ」 「あはは……。 あ、それからシャドウグラスプってのもありますね。 レベルは10」 「なぜ教えてないのに覚えてるんだ!」 「えっと、走り回っていたからかもしれません……。 テヘペロ!」  李糸は殴られた。 「いやー、でも数分で出てこれるとは思っていませんでした!」 「何を言ってるの? 一日たってるぞ?」 「え? でも、すぐに出てこれたような……。 あれ?」 「集中しすぎて時間がわからなくなったんじゃない?」  そういうものなのかー、と李糸は納得した。 「次は何を覚えるんですか?」 「覚えるの早すぎて私もう疲れたんだけど……。」 「まあまあ! 攻撃系のやつお願いしますよ!」 「……そうだな。 それじゃあ次はシャドウカッターって攻撃魔法にしよう」 「やったー! どうやるんです?」 「まあ、そんなに慌てないで。 これは影さえあれば、そこから相手を切りつけることができる」 「すごい魔法なんですね」 「イメージとしては、陰に隠れて自分がそこから攻撃するような感じかな」 「なるほど、やってみますね!」  多分……、こうかな。  次の瞬間、離れたところにあった木が真っ二つに切れた。 「ありえないから! 初めて使って木が切れるって……」 「なんか、すんません……」 「はあ、今日はもう終わりでいいよ……」 「お疲れ様です」 「終わりましたよー」  李糸がシェリーに向かって終了の報告をした後、サテラに礼のあいさつをしてから帰った。 「いやー、魔法って楽しいですね!」 「因みに何を覚えたんだ?」 「えーっと、集中とシャドウサイレンス、それからシャドウグラスプとシャドウカッターですね」 「なるほどな……。 それでサテラが頭を抱えていたのか」 「なんか、すみません」 「謝る必要はないさ。 とりあえず、大天使様に報告だな」 「あ、それから変なスキルが隠れていたみたいで……」  そういいながら李糸はスキルの名前を地面に書いた。 「こんなスキルは見たことないな……。 これは天界の学者に聞いてみるさ」 「ありがとうございます!」 「最後にステータスはどれほど上昇したんだ?」 「えっと、ステータス表示」 「  〔名前〕 明宮 李糸 Lv.25  〔年齢〕 17  〔性別〕 男  〔種族〕 人間  〔称号〕 魔物殺し 【ステータス】  HP 1459/1459  MP 677/677  SP 1001  最大体力値 1274  最大攻撃値 1453  最大防御値 1588  最大魔力値 759  最大魔操値 937  最大抵抗値 1324  最大俊敏値 1116  〈スキル〉 【閲覧〈完〉】【瞬間治癒力 Lv.1】【瞬間体力回復 Lv.2】 【痛覚耐性 Lv.12】【筋力 Lv.10】【物理攻撃耐性 Lv.13】 【脚力 Lv.9】【頑固 Lv.13】【殺気 Lv.5】 【気配遮断 Lv.9】【消化強化 Lv.5】【毒耐性 Lv.2】 【気配感知 Lv.7】【魔力隠蔽 Lv.2】【精神強化 Lv.5】 【集中 Lv.18】【シャドウサイレンス〈完〉】【シャドウグラスプ Lv.10】 【シャドウカッター Lv.14】【魔力操作 Lv.1】  ですね」  ここで頭を抱えるシェリー。 「魔力操作って……。 まずは基本魔力操作を、レベル20までにしてやっと手に入るスキルなんだからな」 「知らないうちにカンストしたんですね……」  帰るまでシェリーは上の空だった。
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